【ロングセラー商品「M.MOWBRAYデリケートクリーム」の魅力】

革靴をはじめとした皮革製品のケアクリームとして多くの方にご愛用いただいている

「M.MOWBRAY デリケートクリーム」

「M.MOWBRAY」ブランドで取り扱いを開始してから今年で発売から17年を迎え、前身ブランドから数えると累計130万個を突破しました。

(※上記の数字は製造実績に基づく数字です。)


「M.MOWBRAY デリケートクリーム」



もしかしたら、ブランド名である「M.MOWBRAY」という名前よりも認知度が高いかもしれません。

なぜ、これほど多くのユーザーに愛される商品へと成長したのか。

この記事では、その「M.MOWBRAY デリケートクリーム」の魅力について掘り下げたいと思います。

デリケートクリームの魅力を改めて知っていただくことで、初めて使う方だけでなくすでに愛用しているという方も、さらにお手入れが楽しくなるはずです。

デリケートクリームとは


「デリケートクリーム」という名称のレザークリーム自体は、革靴文化の本場であるヨーロッパでも非常に歴史のあるものです。

そのなかでも「M.MOWBRAY デリケートクリーム」は、なるべく多くの皮革製品に対応できるようクリームの成分を調整し、保湿をメインにしたレザークリームです。

インターネットで「 革 ケア 」と検索すると、多くのサイトで『レザークリームを使った定期的なケア(お手入れ)が大切です。』という言葉が出てきます。

人間の肌も乾燥すると肌荒れやあかぎれが起こるように、もとは生き物の皮膚だった革もひび割れを起こします。
生きている私たちの皮膚であれば、細胞の働きによって傷が入ってしまっても自然に治ってくれます。しかし、細胞の働きが無い皮革製品は一度ひび割れを起こしてしまうと治ることはありません。
だから、『レザークリームを使った定期的なケア(お手入れ)』、つまり乾燥を防ぐための保湿が必要なのです。

では、保湿を得意としている「M.MOWBRAY デリケートクリーム」は、他のクリームとは何が違い、どのような成分が入っているのでしょうか。
そして、何に使えて、塗ったらどのような仕上がりになるのでしょうか。

次項から詳しくご説明します。

【驚くほどの柔らかさ】


多くのレザークリームの成分は、

① 保湿成分「水分・油分」
② ツヤ出し成分「ロウ分」
③ 2つの成分を混ぜ合わせるための「有機溶剤」

この3つの成分で構成されています。
「水分・油分」が多ければ柔らかく、「ロウ分」が多ければ硬めのクリームになります。

デリケートクリームは保湿力である「水分・油分」の割合が多く、その中でも「水分」に比重を置いています。

つまり、非常に柔らかいクリームです。

ですから、皮革製品のお手入れをよくしている方ほど、デリケートクリームのフタを初めて開けた時の驚きが大きいかもしれません。

というのも、デリケートクリームが登場し普及するまでは、これほどゼリー状で柔らかいレザークリームは存在しなかったからです。

【革をしなやかにする成分「ラノリン」】


保湿を得意とするデリケートクリームに欠かせない成分が「ラノリン」です。
この「ラノリン」は2つの保湿成分「水分・油分」のうちの、「油分」にあたるものです。

羊などの皮脂腺から分泌される油脂を精製して作り出すラノリンは、自分の重さに対して2倍ほどの水分を取り込むことが出来ると言われています。
乾燥したスポンジが水を吸い込む様子を想像すると、イメージしやすいでしょうか。

革の繊維は水分を吸収することで膨張します。水分は次第に蒸発してしまいますが、入れ替わるようにしてラノリンが吸収されます。

こうして自重の2倍ほどの水分を含んだラノリンが革の繊維に深く浸透することにより、革の奥底から保湿をすることができます。

さらに、保湿された革の繊維はしなやかな状態になります。

例えば、まだ買ったばかりの硬さを感じる革靴にデリケートクリームを塗り込むと、自分の足に馴染みやすくなります。
これはラノリンが浸透して繊維がしなやかになったからです。

革の繊維は乾燥してしまうと硬くなり、切れてひび割れやすくなってしまいます。
革をしなやかにしてくれるラノリンの働きは、皮革製品そのものの耐久年数を伸ばすことにつながります。

【どんな革に使えるのか】

ヌメ革のサンダル「Isopoda


デリケートクリームは、スムースレザー(表革)はもちろん「一見どのようなレザークリームを使用すればいいか悩んでしまうような革」にも使用することができます。

例えばヌメ革やアニリンカーフのような仕上げが繊細な革、
ラムやシープのようなシミができやすい革、
ピッグ、ペッカリー、オーストリッチなど特殊な革も、使用することができます。
(一部、使用できない特殊な仕上げの革もあります。)

なぜこれだけ幅広い素材に対応できるのか。
それはクリームに含まれる「油分」を抑えているからです。

「油分」の中には紫外線にあたることによって酸化し、色が変化する(=シミをつくってしまう)ものもありますが、ラノリンは紫外線を吸収しくいためその心配がありません。

そのため、デリケートクリームはシミになりにくく、幅広い種類の皮革製品に使用できるのです。

【素材本来の質感を引き出す仕上がり】

向かって左側がデリケートクリームで仕上げたもの。


お話ししてきたように、デリケートクリームには3つの成分が下記のようなバランスで含まれています。

保湿成分「水分・油分」>ツヤだし成分「ロウ分」>混ぜ合わせる成分「有機溶剤」

保湿成分よりもツヤ出し成分を抑えているデリケートクリームは、クリームを塗り込んだ後に皮革の表面に残る「ロウ分」の量も少なくなります。

革が必要とするだけのロウ分を補給するので、ツヤは控えめ、「革本来が持つツヤ」で仕上げることができます。

もちろん、さらにツヤ感を出して仕上げたい場合は、上からクリームを重ねて仕上げることもできます。
通常、クリームを重ねて使用するのは厚塗りになりやすく、逆に曇ったりべたついてしまったりします。
ですが、革の表面に残る「ロウ分」が控えめのデリケートクリームであれば、その心配はありません。

この、

「デリケートクリームで保湿をしてから、ツヤの出るクリームで仕上げる」

という組み合わせでレザーケアができるのも、デリケートクリームがとことん保湿にこだわったレザークリームであるからです。

【デリケートクリームの魅力】


皮革に対し必要な栄養や潤いを与えることで生まれる本来の雰囲気やツヤ、そして手をかけることでゆっくりと始まる革製品の経年変化を楽しんでいただけます。

靴磨きのプロのみが使える商品ではなく、一般の方でも容易に使用できること、これこそがM.モゥブレィが大事にしている点です。仕上がりはプロと同等の仕上がりで、はじめての方でもすぐに使用し、楽しんでいただけます。

シューケア製品の取扱いを長年するなかで蓄積したノウハウや経験を元に利用者が安心して使える商品です。そして革本来の美しさを保つために必要な栄養や潤いを与えるこだわりの成分、製法で作っています。

M.MOWBRAY Brand Concept

「M.MOWBRAY デリケートクリーム」はこの理念のとおり、様々な素材の“革本来が持つ輝き”を生かせるように作ったレザークリームです。

「ツヤツヤに輝く仕上がり」ももちろん素敵ですが、それを演出するためには「革そのものが持つ個性」を生かすようなケアの積み重ねが必要不可欠です。


グッドエイジャー賞(2020年度)受賞

我々が「M.MOWBRAY」の前身となるブランドの時代から輸入・販売しはじめてから40年以上、多くの方々にご愛用いただいている「M.MOWBRAY デリケートクリーム」。

この度、皆様の日頃のご愛顧のおかげで、累計130万個を突破し、「一般社団法人日本メンスファッション協会(MFU)」が主催する「2020年 第18回 グッドエイジャー賞」の認定商品として選出されました。

【選考基準】グッドエイジングライフを楽しむにふさわしい、①健康や安全・安心をもたらす商品やシステム、②満ち足りたサービスやコト体験、③健康づくりに必要なスポーツ事業・施設、④素敵な時間を過ごせる空間、⑤一生の思い出に残る旅・交通手段・場所
【選考方法】グッドエイジャー委員会が、上記選考基準にふさわしい商品・事業などを認定。
【推薦理由】靴・コート・手帳・財布・ソファなど様々な革商品に使用でき、革の柔軟性を保ち、乾燥、ひび割れから守ります。また、大切に使用している革製品を長持ちさせ、革製品の特長である「エイジング(経年変化)」を楽しむことのできるケアアイテムであるため。

MFU 一般社団法人日本メンズファッション協会HP
グッドエイジング委員会HP
・2020年グッドエイジャー賞認定商品

また認定商品としての選出と合わせて「GOOD AGING BOOK 2020」(発行:一般社団法人日本メンズファッション協会)にも「M.MOWBRAY デリケートクリーム」が掲載されました。



「M.MOWBRAY デリケートクリーム」は、これからも皆様の「皮革製品を大切に使い続けたい」という気持ちに寄り添ってまいります。

靴磨き道具の名脇役、ペネトレィトブラシ

10月に入り、気温も下がり涼しくなってきましたね。サンダルはしまい、スニーカーや革靴を履く機会もグッと増えますよね。久しぶりに履こうと思っている革靴は、やはりキレイに整えておきたいところです。GoToトラベルを利用されておでかけになる方もぜひ綺麗な足元でお出かけください。またおうち時間でゆったり過ごす方も…靴磨きで心を整える時間とするのもおすすめですよ。


靴磨きを定期的にしているけれど、「光沢が出ない。」「靴の表面がベタベタする。」というお悩みの声や「シューケアの工程は知っていても何かしっくりこない。」そんな疑問もよく耳にすることがあります。

磨いているのに、光らない理由

使用する靴クリームの選び方も必要ですが、大事なのは靴クリームを塗る量にあります。お悩みの方にこちらのブラシを使って磨いていただくことをご提案いたします。

ペネトレイトブラシ 

クリーム塗布の専用のブラシです。片足に塗る量の目安である米粒2~3粒が取りやすく手も汚しません。

靴クリームを塗る際は、布で塗っているという方も多いと思います。もちろん布で塗ることがNGなわけではございません。

ですが、布の場合、靴クリームが布ばかりに吸われてたくさん靴クリームを塗ってしまったというご経験はありませんか?

ペネトレィトブラシのような小ブラシの場合は、布のようにクリームを吸い取ることもないのでクリームの良さそのままを使うことが出来ますね。

円を描くように擦り込むと、全体に塗り広げられるので、より効果的です。

仕上げは豚毛化繊ブラシを使用します。ペネトレィトブラシを使って塗った靴クリームを均一にまんべんなく伸ばす効果があります。仕上げに布や専用グローブで乾拭きをすると綺麗に仕上がります。

ペネトレィトブラシは、色移りを防ぐために革の色毎にブラシを分けてご使用いただくことをおすすめいたします。

手が汚れずらく、お手入れが快適に!ぜひお試しください。

基本の靴磨きの手順(スムースレザー)

今回ご紹介したペネトレィトブラシを使用した、基本の靴磨き手順の工程はこちらの動画からご覧いただけます ▼ ▼ ▼

日々の靴磨きに便利な2Wayハンドルブラシ

靴磨きをする上で欠かせないブラシ。

ホコリ落としには柔らかい馬毛、

ハリのある豚毛のブラシはクリームを均一にしツヤを出す効果が。

それぞれに役割があり、使い分けることも一つの楽しみ方ですね。

小さい面でクリームを取り、塗り込んで裏に返したらブラッシング。

道具を使い分ける必要がないので手早く作業が行えます。

馬毛はホコリ落としが中心ですが、コードバン素材のコードバンケアにもおススメです。

こちらも毛が短い面でクリームを、裏面でツヤ出しを。

使い終わったらストラップ部分の革ひもで掛けておくのもいいですね。

一石二鳥な2Wayハンドルブラシ

日々のシューケアに取り入れてみてはいかがでしょうか。



今回ご紹介した商品はこちら ▼ ▼

新ブラシはかゆいところに手が届く?

ホコリ落とし、汚れ落とし、栄養補給、ツヤ出し。
大切な一足を長く履くために、常日頃のメンテナンスは欠かせません。
そんな中でも特に欠かせないアイテムの1つである “ブラシ” 。
 
昨今、様々な種類のブラシがあり、
「どのブラシを選んだらいいか、わからない・・・」
という方も多いのではないでしょうか。
 
そんなブラシ選びに悩んでいるあなたにぜひオススメな新ブラシがリリースされます。

キャンバーブラシ
豚毛(白・黒) \2700+(TAX)
馬毛 \2900+(TAX)

キャンバーブラシ、その特徴は?

本体はかなりのボリューム感。
どっしりとした存在感のあるキャンバーブラシは、表面積の広い本格的な紳士靴でも、
楽々ブラッシングを終えることができます。
他のブラシとは違い、先端部分に少し角度が付いているのが最大の特徴。
 
一風変わったフォルムではありますが、これにより土踏まずやウエスト部分といった、
奥まって毛が行き届きづらい部分でも、ブラシをかけやすくすることができます。

ブラシの種類と用途

ホコリ落としに使用することのできる馬毛ブラシ。
クリームを満遍なく広げて、ツヤを出すための豚毛ブラシ。
これら2種の展開になります。
(豚毛ブラシには毛が白、黒のタイプがそれぞれございます。)

それぞれのブラシを使用したスムースレザーのお手入れ方法につきましては、
こちらの動画で簡単にやり方をおさらいすることができます。
 
「まだ始めたばかりでわからない・・・」
という方も、動画の流れに沿ってケアを行うのがオススメです。
 
日頃のメンテナンスには欠かすことのできないブラシ。
これだけのスペックが揃っていて、価格は比較的リーズナブルなのも
嬉しいポイントです。
気になった方はぜひお試しください。
 

<今回のBLOGで使用した商品> 

キャンバーブラシ
豚毛(白・黒) \2700+(TAX)
馬毛 \2900+(TAX)

革靴が濡れてしまったら


突然の雨で大切な靴が濡れてしまった時、シミが出来てしまいそうで心配ですよね。今回は靴が濡れてしまった場合のお手入れについてご紹介いたします。


革靴が濡れてしまったら、使用する道具

・革靴用の水性汚れ落とし ( M.MOWBRAY ステインリムーバー )

・布 ( M.MOWBRAY リムーバークロス )

・皮革用石けん ( M.MOWBRAY サドルソープ )

・洗う時に使用するスポンジ ( クリーニングスポンジ )

・洗う時に使用するブラシ  ( クリーニングブラシ )

・カビ除菌&予防ミスト ( M.MOWBRAY プレステージ モールドクリーナー )

・靴に合わせた シュートリー

では、実際に雨に濡れてしまい、型崩れしてしまった革靴を使います。


お手入れ手順

1.革靴の汚れを落とす

まずはステインリムーバーを使用して、靴表面の汚れを拭き取っていきます。
ステインリムーバーは、以前に塗っていた靴クリームや革靴の汚れを拭き取る効果があります。


方法は、リムーバークロス (布) に、ステインリムーバーを染み込ませ、靴の表面を拭き上げます。目安回数は、2~3回全体を拭き上げます。


ちなみに、ステインリムーバーを使用する際の布は、できれば専用の布リムーバークロスのように吸収性が高く、ざっくり織ってあるものが推奨です。

2.革靴を水で濡らしていく

丸洗いを行うのは革靴の外側(表面)だけにしておきましょう。


水を含ませたクリーニングスポンジで靴の表面全体をムラなく濡らします。
なぜ、水を含ませるのは革靴の表面だけかというと…

靴の中まで濡らしてしまうと乾燥に時間がかかり、カビのリスクがあるうえ、靴内部の接着剥がれの原因につながる場合があるからです。


3.革靴を濡らすときのポイント


靴を濡らす時に必要なものはずばり、「思い切りの良さ」。濡れている部分と濡れていない部分があると、その境界線に沿って新しくシミが出来てしまう可能性が高くなります。


洗い直す手間を増やさないためにも、思い切り水分を含ませましょう。触って分かるくらいまでしっかりと靴の表面が十分に水分を含ませます。

4.革靴用せっけん「サドルソープ」を泡立て、洗う

靴用の石鹸「サドルソープ」をクリーニングブラシで泡立てていきます。


手軽にしっかり泡立てるのであれば、クリーニングブラシを軽く濡らしてサドルソープの容器の中でかき混ぜるようにすると簡単に泡立ちます。
泡立ちが悪い時は少しずつ水を足してあげてくださいね。しっかりと泡が出来たらいよいよ靴を洗っていきます。


泡立てたサドルソープで円を描くように靴の表面を洗い、汚れを含んだ泡をクリーニングスポンジで拭き取ってあげます。

サドルソープには洗浄成分の他に、保革成分も含まれています。完全に泡を洗い流してしまうと、この保革成分も一緒に流れてしまい、洗い上がりがカサカサに乾燥してしまいやすくなってしまいます。
なのでクリーニングスポンジでの拭き取りも、念入りに行わなくてOK。

保革成分のオイル感が少し残るくらいがちょうど良い拭き取り加減です。全体の泡をある程度まで拭き取ってあげましょう。

5. 除菌・乾燥方法

乾燥中のカビを防ぐためにモールドクリーナーを靴の表・裏・内側に吹き付けて、最後に型崩れを矯正するために

「靴の形に合ったシュートリー」


を入れた状態で、直射日光の当たらない、風通しの良い場所で乾燥させます。
「靴のつま先を上げる姿勢」で乾燥させるのがおススメです。


さらに、ソール全体が地面に接していると靴底の通気性が悪くなり、乾燥している間に靴底にカビが生えるリスクを避ける為です。


濡れた革の繊維は乾いていく間に形付けた状態を保とうとする性質があります。

この性質を利用するために、乾かす過程でその靴に合ったシュートリーを入れ、靴を乾燥させながら型崩れを改善することも期待できるというわけです。

この状態で約3~5日間、湿り気が無くなるまで乾燥させます。

あとはいつも通り、クリームを使用したお手入れをして仕上げます。すでに洗ってあるので汚れ落としのステップは省いてしまって問題ありません。

(お手入れ方法は以下の動画のステップ5からご覧ください。)


靴クリームで磨いた仕上がりがこちらです。

雨によるシミも消え、型崩れも改善できました。


濡れてしまった時に起こるシミやカビなどのトラブルは、早め早めの対応が肝心です。雨の多いシーズンに、参考にしていただけますと幸いです。

<今回のBLOGで使用した商品>

・革靴用の水性汚れ落とし ( M.MOWBRAY ステインリムーバー )

・布 ( M.MOWBRAY リムーバークロス )

・皮革用石けん ( M.MOWBRAY サドルソープ )

・洗う時に使用するスポンジ ( クリーニングスポンジ )

・洗う時に使用するブラシ  ( クリーニングブラシ )

・カビ除菌&予防ミスト ( M.MOWBRAY プレステージ モールドクリーナー )

・靴に合わせた シュートリー


今回紹介したお手入れ方法を動画でご覧いただけます。


靴クリームの色の選び方


靴のお手入れに使う「靴クリーム」。
黒い靴であればクリームの色選びに悩むことはありませんが、それ以外の色の靴を持っている場合は、少し考えてしまいますよね。


ニュートラル(無色)のクリームでもお手入れは出来ますが、それでもカバーしきれない色抜けやスレなどは靴に合わせた色のクリームを使って補色してあげた方が綺麗に仕上がります。


では靴クリームの色合わせで一番悩まされてしまう靴の色といえば、
それはずばり「茶色」ではないでしょうか。


一口に「茶色」と言っても明るい茶色から濃い茶色、赤っぽい茶色や黄色っぽい茶色、黒っぽい茶色などなど…

自分の靴の色にぴったり合う靴の色のクリームを選ぶのは、なかなか骨の折れることだと思います。


そこで今回はその選び方についてお話させていただきます。カラー展開の豊富なM.MOWBRAY シュークリームジャーには茶系のクリームでもこれだけの種類がありますが、


今回のカラーは「ロンドンタン」をチョイスしました。

※クリームと靴の色味は画像と実物では多少異なります。


もし靴と同じ色のクリームが見つからない場合は、ワントーン明るい色味のクリームを選ぶと自然に仕上がりますよ。


では、仕上がりを見てみましょう。

←Before  After→


靴よりも少し明るい色のクリームを使ったとしても、補色成分に加えて油分も入るため、ちょうど良い色味で仕上がってくれます。


もし濃い色のクリームを塗ってしまうと、まだらに色ムラが出来てしまったり、靴の色が濃くなって雰囲気が変わってしまったりする恐れがあります。


クリームの色選びに悩んだら、


「ワントーン明るめ」


を目安に、選んでみてください。

<今回のBLOGで使用した商品>

お手入れの手順については下記の動画をご参考ください。

マストアイテムがすべて揃っている靴磨きセット


靴のお手入れを始めたいけど、なにを揃えればいいのか分からない…
そんなお悩みを解決するための、「これさえあれば大丈夫!」というシューケアセットをご紹介いたします。

それが 「M.MOWBRAY セントウィリアムセットです。 このセットには靴磨きに必要な… 7アイテムが揃っています。

靴磨きに必要な7つの道具



①水性クリーナー


②靴クリーム


③汚れ落としブラシ


④磨き用ブラシ


⑤ペネトレイトブラシ


⑥汚れ落とし用クロス


⑦乾拭き用クロス


このセットで「汚れ落とし」から「仕上げのツヤ出し」まで行うことが出来てしまいます。

特に、付属の靴クリームは無色のものが入っているため、お持ちの革靴の色を問わず使用することが出来るのも嬉しいですね。

ではさっそくこのセットを使ってお手入れをしていきます。



STEP1 ホコリを落とす

まずは、ホースブラシミニ(③)を使用して、靴の表面のホコリを落としていきます。


STEP2 汚れを除去

全体のホコリ落としが終わったら、革靴用の水性クリーナーステインリムーバー(①)を使用します。

ステインリムーバーを付属のリムーバークロス(⑥)に、指先が少し湿るくらい染み込ませてから優しく靴全体を拭き上げます。

表面の汚れや古い靴クリームを落とし、新しく塗る靴クリームを浸透しやすくすることが出来ます。

この作業を2、3回繰り返します。都度、布の場所を変えて優しく拭いてください。

STEP3 靴クリームを塗る

全体の汚れ落としが終わったら、塗布用のペネトレィトブラシ(⑤)を使って、
靴クリーム・シュークリームジャー(②)を塗りこんでいきます。


靴クリームの量は靴片方につき、お米2~3粒程度が適量です。
靴リームの塗りすぎは「べたつき」や「ツヤの曇り」の原因になるため、塗りすぎは禁物です。


ペネトレィトブラシの先端に少し取って塗り広げ、足りなくなったら同じ量を、再び取って塗り広げるという塗り方で、
靴全体にムラなく靴クリームを塗りこんでいきます。

STEP4  クリームをなじませる


靴クリームをまんべんなく塗り終わったら、しっかりと靴クリームの成分を浸透させるためにブラシを使ってなじませましょう。
シューズブラシミニ(④)を使ってブラッシング。 この作業では、コシのある毛のブラシがおすすめです。


全体にクリームが行き渡るように大きなスライドでブラッシングしてください。


曇りの原因となっている余分な靴クリームをシューズブラシで磨きこむことで、綺麗なツヤが蘇ります。


STEP5 クロスで磨く

最後の仕上げにグローブクロス(⑦)で乾拭きを行いましょう。
「ブラシでよく馴染ませたから十分でしょう!」と思われるかもしれませんが、磨いた状態をキレイに維持するコツでもあります。

靴クリームによるベタつきを抑えて、ホコリを付きにくくすることが出来ます。

ここまでやってあげれば作業は完了です。


Before / After


では仕上がりをビフォーアフターで見比べてみましょう。

Before

After

気になっていたつま先の白っぽさも、クリームが浸透することでかなり目立たなくなってくれました。

もちろん、靴の色が黒以外のものだったとしても、問題なく使用することが出来ます。

Before

After

靴クリームは無色のため、色は付いていないものの、保革成分が浸透することによって発色が蘇ってくれました。

このM.MOWBRAY セントウィリアムセットには、セット内容に準じた使用説明書も付属しています。

今回のブログでご紹介した磨き方がさらに分かりやすく書いてありますので、靴磨きをこれから初める方にも安心です。

新社会人の方や、新生活を迎える方への贈り物としても喜ばれること間違いなしです。

文字だけではいまいちイメージが沸かないな…という方には靴磨きの動画も参考にしてみてはいかがでしょうか。

おすすめの靴磨き動画


【スムースレザーの靴の磨き方】
使用しているアイテムは、今回のセントウィリアムセットと一緒のものではないものもございますが、基本の靴磨き方法として参考にしていただける動画です。ぜひ参考にしてみてください。

R&D公式YouTubeチャンネル 
【スムースレザーのお手入れ】の動画はこちら


【セントウィリアムセットご紹介の動画】

靴磨き芸人として活躍されている奥野奏さん
奥野さんのYouTube番組「靴磨き芸人奥野の『兎にも角にも靴磨き』」
こちあの動画内でも、靴磨きビギナーの方にもおすすめとして}
使い方など、PRしてくださっています。是非ご覧ください。

靴磨きセットの使い方【靴磨きビギナー必見!】の動画はこちら


<今回のBLOGで使用した商品>

M.MOWBRAY セントウィリアムセット

靴磨きで「ツヤ」が出ない…その理由は?

靴磨きやシューケアをするとき、「革靴にツヤや光沢を出したい!」と思ってもなんだか思うように綺麗なツヤが出ないと感じるケースはありませんか?


その原因の一つとして予測されるのは、「汚れ落とし」「靴用クリーナー」が上手に取り入れられてないから…かもしれません。


さて、ここで皆さんに質問させてください。靴磨き(シューケア)の方法は、のパターンだと、普段はどちらの方法が近いでしょうか?


ブラシで靴の汚れやホコリを払ってから、靴クリームを塗る。靴用クリームをできるだけ、多く塗り込む。


ブラシで靴の汚れやホコリを払ってから、「革靴用の水性汚れ落とし」を使って汚れなどを拭き取る。その後、靴用クリームを適量を塗り広げていく。


私たちがおすすめしたいのは、の方法です。それは「水性の汚れ落とし」が大きく鍵を握っているからなのです。

水性タイプ「汚れ落とし」の効果

「え!?ツヤだし効果のある革靴クリームをたっぷりと塗り重ねていく方がツヤって出るんじゃないの?」と感じる方もいらっしゃるかと思います。


なぜ、革靴用の水性の汚れ落としが必要なのか…それは定期的に靴クリームを拭き取り、革を「すっぴん」にしてあげることが大切だからです。


以前に塗っていた靴クリームや、汚れなどを拭き取ることで、新しく塗る靴クリームの浸透性が高まることで、ツヤや光沢が出やすくなるのです。


「靴クリーム」=革にメイクを施すに対し「水性リムーバー」=メイクを落とすというイメージが近いと思います。

ステインリムーバーの使い方

まず、 ステインリムーバーは水と洗浄成分の二層になっているため、 使用前に軽く容器を振ってください。 その後、指に布を巻いてから、指の平が湿るくらいの量をとります。

※布はM.MOWBRAYのリムーバークロスを使用しています。

靴の表面をやさしく撫でる様に拭いてください。



画像のつま先の左半分のツヤが消えていますね。このツヤが消えた状態が、靴クリームが取れたという目安になります。

注目していただきたいのは布です!
黒色の靴クリームが移っていますよね。これが以前に塗っていた靴クリームが落ちている証です。汚れた布の面を、巻き替えてから、やさしく拭いていきます。靴全体を約2回~3回拭いていきます。









3回程、拭き取った後革靴表面の光沢が消えました。
この状態が、革のすっぴんです。
ステインリムーバーで汚れを落とした後は、革に必要な潤いとなる栄養補給をするために、靴クリーム(乳化性クリーム)を塗ってください。革靴への浸透性が高まりツヤが復活するのを感じていただけるはずです。

靴磨きをしても、ツヤが出にくくなったと感じていらっしゃる方に、お試しいただきたいひと手間です。ぜひお試しください。

<今回のBLOGで使用した商品>


M.MOWBRAY ステインリムーバー

永遠のスタンダードM.MOWBRAYシュークリームジャー

今回はBack to the basic、基本に帰ろうということでM.MOWBRAY シュークリームジャーのご紹介。

靴クリームは現在様々なものが流通しておりますが、このシュークリームジャーは乳化性のクリームのベーシック、基本となる存在の1つかなと思います。

M.MOWBRAY シュークリームジャーの良いところ

M.MOWBRAY シュークリームジャー (乳化生の靴クリーム)

・染料系のクリームで革のポテンシャルを引き出すことを重視した程よいツヤ感

・クリームの伸びの良さはシルキータッチと評される塗り心地

とにかく、ど真ん中。ツヤ、色ノリ、伸びの良さはどれも自信を持っておすすめできる点です。

はじめて靴磨きをする際には、靴クリームの伸びの良さが、使いやすさのポイントになります!

「いろいろ使ったけど、やっぱりこれだよね」と戻ってくるお客様が多いこと。

豊富なカラーバリエーション

そんなM.MOWBRAY シュークリームジャーは今は50色を超え多くの色味に合わせることができるようになりました。どんな色が増えたかというと……

赤や青、緑などの元気な色のバリエーションが増えただけかと思いきや

微妙な色の違いの茶色もしっかりカバー。

まずは、ビジネスシューズ用としての黒靴にブラックを試していただきたい……ところですが、茶靴のエイジングを重視する革好きの方にはニュートラルも試していただきたいところです。

基本的な靴磨きの楽しみや、革靴が履き込まれて変化し、それをお手入れする……といったことでお店に並んでいた頃とは違う、お手入れされて革のポテンシャルを引き出された靴の姿を味わうにはピッタリのM.MOWBRAYシュークリームジャー、本当にオススメです。

M.モゥブレィブランドのシューケアプロダクツはプロのシューファクトリーやシューブランド、靴愛好家の方々から数多くの支持を得ているシューケア(靴手入れ)のトップブランドです。 M.モゥブレィブランドの代表的な商品であるデリケートクリーム、アニリンカーフクリーム、シュークリーム等はイタリアにおける皮革タンナーや靴メーカーの聖地の一つであるトスカーナ州の古いファクトリーで作られています。 製造は大型の機械で大量生産が主流の現代では珍しい、熟練の職人による頑固なまでのハンドメイド的製法を堅持して、欧州の靴クリーム作りの伝統と品質を現代に受け継がれています。また、プロユースで評価が高かった皮革用石鹸、ソール用クリーム、コバ用クリームなどを一般商品化し、さらに日本のファクトリーにて独自製法で開発したステインリムーバーやモールドクリーナーなどをラインナップに加えるなど、品質、伝統、革新をおこなうシューケアブランドとして、M.モゥブレィブランドのシューケアプロダクツは日々進化し続けています。M.モゥブレィプレステージは上質な天然成分を使用したM.モゥブレィの最高級レザークリームブランドです。