「お手入れをしているのに、靴がうまく光らない」
「クリームを繰り返し塗っているのに、ツヤが出ない」
大切な一足を長く、きれいに履くために。
欠かせないお手入れの効果があまり感じられないという、上記のようなケース。
今回は、これらの原因について詳しく解説していきます!
うまくツヤが出ない ” 3つ ” の原因
1.古い靴用クリームが残っている
2.クリームを塗りすぎている
3.ブラッシング、から拭きが足りない
「お手入れをしているのに、うまくツヤが出ない」という際は、以上のような原因が考えられます。
各原因を解説していきます。
1.古い靴用クリームが残っている
まず考えられるのが、前に塗った古い靴用クリームが革表面に残っている場合。
通常、靴用クリームの中には「油分」「ロウ分」をはじめとする、
「革の柔らかさ」「光沢」を維持・向上させるための成分が含まれています。
以前に塗ったクリームが残り続けると、これらの成分が革表面に残りすぎて、
「ベタつき」
を引き起こし、光沢感が損なわれる可能性があります。
そのため、靴磨きをする際は、
・馬毛ブラシによるホコリ落とし
・水性クリーナーによる汚れ落とし
これらを事前にやっていただくのがおすすめです。
これにより古い成分をリセットし、「ベタつき」を抑えさっぱりと光沢ある仕上がりにしやすくなります。
2.クリームを塗りすぎている
次に考えられるのが、クリームの塗りすぎ。
「クリームは塗れば塗るほど革に良い」
「たくさん塗れば、その分よく光ってくれる」
と思いがちですが、実は革靴に対して必要なクリームの量はそれほど多くありません。
「片足あたり米粒2,3粒分」
革靴の状態にもよりけりですが、
一度のお手入れに塗る靴クリームは上記の量を推奨しています。
クリームには「油分」「ロウ分」だけでなく、「水分」も含まれており、
伸び良く塗り込むことができるので、少量でも十分全体に伸ばすことができます。
また、クリームを適量以上に塗りすぎてしまうと、
前述のような「ベタつき」を引き起こし、光沢感が損なわれてしまう場合も。
クリームを塗る際は「少量ずつ」「塗りムラなく」「全体に伸ばす」を意識してください!
3.ブラッシング、から拭きが足りない
最後に考えられるのが ” ブラッシング ” や ” から拭き ” が足りないという点。
クリームは塗り込むだけでも栄養分を与えられますが、
・ブラッシングにより革に馴染ませ、全体に行き渡らせる
・から拭きにより靴表面の余分なクリームを拭き取り、ベタつきを抑える
ことで、よりパフォーマンスを発揮します。
・豚毛ブラシ
・から拭き用のグローブ
これらのアイテムをうまく活用することで、光沢感を出し、ベタつきも抑えることができます。
豚毛ブラシに関しては、長く使い続けると ” ブラシが育つ ” ことで、
さらに光沢感を出しやすくなるので、こだわるのをおすすめしています!
まとめ
1.古い靴用クリームが残っている
2.クリームを塗りすぎている
3.ブラッシング、から拭きが足りない
いかがだったでしょうか?
基本的な内容も含まれていますが、意外と見落としがちな上記3つのポイント。
大切な一足を長く、きれいに履くために。
ぜひお役立てくださいませ!