「M.MOWBRAY デリケートクリーム(画像左)」
「M.MOWBRAY アニリンカーフクリーム(画像右)」
どちらもM.MOWBRAYを代表するアイテムとして、長らく人気のあるクリームです。
これら2つのクリームは、
○ シミやムラになりづらく、革に優しい
○ 伸びよく塗りやすい
○ 無色(ニュートラル)なので、さまざまな色の革にも使える
○ 革靴だけでなくバッグ、お財布などの革小物にも使える
など、共通の性質を持ちます。
このことから、
「違いを知りたい」
「使い分け方がよくわからない」
というお問い合わせも多くいただきます。
今回のブログでは、これら2つのクリームの
「特長」
「違い」
について、詳しくお伝えしていきます!
違いその①:水分量
「水分」を多く含み、光沢を出すための「ロウ分」が控えめなデリケートクリームに比べると、
アニリンカーフクリームは「ロウ分」を多く含みます。
そのため、
・「光沢を抑えたい」→ デリケートクリーム
・「光沢を出したい」→ アニリンカーフクリーム
と、仕上げ方の好みにより、上記のように使い分けていただくのがオススメです。
違いその②:他のクリームとの併用
「水分」を多く含み「保湿」に特化したデリケートクリームは、
「ロウ分」「油分」「補色効果」を持つ、画像のような乳化性クリームとの併用もおすすめです。
(2種のクリームを併用するメリットは下記よりチェックできます。)
これはスキンケアでいうところの
・「化粧水」による保湿、水分補給
・「乳液」による油分補給
と似た仕組みですね。
もちろんアニリンカーフクリームも「絶対に併用できない」わけではないですが、
デリケートクリームに比べると「ロウ分」「油分」を多く含むため、
乳化性クリームと併用すると、すこしベタつきやすくなってしまいます。
(併用したい方は、「から拭き」「ブラッシング」をしっかりと行うのがオススメです。)
こう書くとアニリンカーフクリームがすこし劣って見えてしまうかもしれませんが、
「皮革に光沢を出しながら」
「水分や油分もある程度補給」
これらを1つで解決できるのは、このクリームならではの魅力です。
特に、「コードバン」や「カーフ」などの皮革は「あえて補色をせず」に
アニリンカーフクリーム単体で磨き、
○色の抜け感や透明感
○素材本来の自然な光沢感
を存分に味わうこともできます。
・「革に潤いをしっかり与え、補色やさらなるツヤ出しをしたい」方
→ デリケートクリーム+乳化性クリーム
・「クリーム1つである程度のお手入れを終えたい」方
・「補色をせず、色の抜け感や素材の光沢感を味わいたい」方
→ アニリンカーフクリーム
というように使い分けていただくのがオススメです!
(アニリンカーフクリームも乳化性クリームの1種なので、デリケートクリームとの併用も可能です。)
まとめ
いかがだったでしょうか。
同じ「お手入れ用クリーム」という枠組みではありますが、実はこれだけの違いがあります。
奥深いシューケア・レザーケアの楽しさを、ぜひこれらのクリームで体験してみてください!
「2種のクリームを磨き比べしてみたい」
「革の種類に応じて2つを使い分けたい」
という方は、下記オンラインショップから商品を手に入れることができますよ!
あわせて、ぜひチェックしてみてください!