先月リニューアルして、発売が開始した新アイテム
「M.MOWBRAY ハイシャインワックス 」
○ 鏡面が仕上がるまでの速度
○ 鏡面の仕上がり
などが従来品と比べて大幅にパワーアップしています。
そんなハイシャインワックスですが、鏡面磨き以外にもさまざまな使い道があります。
今回はその一例として、人気の素材「コードバン」のケアに使用し、
全体の光沢感を底上げする方法をご紹介していきます。
用意するアイテム
・M.MOWBRAY ハイシャインワックス(今回は靴に合わせてバーガンディを使用)
・SANOHATA BRUSH × M.MOWBRAY たてがみ
・シルキーレザーグローブ
用意するアイテムはこちらの3つ。
今回は汚れ落としや栄養補給が完了した靴に対して作業を行います。
それでは、さっそく手順を解説していきます。
① ワックスを塗り込む
まずは、ハイシャインワックスを指(または布)で靴全体に塗り込みます。
右の画像(わかりやすいようにブラックを使用しています)
と同じくらいの量のハイシャインワックスを革の表面に乗せ、
つまさきやかかとを中心に、光沢感を増したい部分へと2~3回ずつ重ねます。
ハイシャインワックスは異なる硬度のロウ分を配合してあるので、
光沢感の出やすさ、伸びの良さや塗りやすさを兼ね備えているのが特徴です。
② ブラッシング
次に、たてがみブラシを使用して靴全体をブラッシングします。
すぐに光沢感を出そうと強くブラッシングするのではなく、
画像程度に毛先が多少しなるよう、優しく、かつ時間を掛けてブラシをあてるのがポイントです。
馬のたてがみは、
○ ホコリ落とし用の馬毛ブラシ
○ 仕上げ用の山羊毛ブラシ
この2つの中間ほどの柔らかさ。
薄塗りしたワックスを馴染ませながら光沢感を出すにはぴったりな、
絶妙な毛足の長さやタッチが特徴です。
③ 仕上げ
最後に、シルキーレザーグローブを使用して乾拭きを行います。
光沢感のある素材特有の、ブラッシング跡を目立ちづらく仕上げることができます。
シルキーレザーグローブは、
○ クリームなどを拭き取るためのボア面
○ 光沢感を増し、仕上がりをさらに美しくするレザー面
の両面で使用することが可能です。
「ボア面」→「レザー面」の順序で使うことで、
ベタつきを抑えながら表面の光沢感をさらに際立たせることができます。
Before/After
左) ワックスを使用して仕上げたもの
右) クリームのみで仕上げたもの
このように、鏡面とはいかないまでも、コードバン素材の持ち味を生かした、
じんわりとにじみでるような光沢感を出すことができます。
クリームでももちろんツヤは出ますが、
「さらに、けれどすこしだけ光らせたい…!」
なんてときにはもってこいの方法なんです。
時間を掛けず、比較的簡単にできるという利点もあるので、
好みや気分によって、クリーム仕上げとぜひ使い分けてみてください!
<今回のBLOGで使用した商品>
・M.MOWBRAY ハイシャインワックス(今回は靴に合わせてバーガンディを使用)
・SANOHATA BRUSH × M.MOWBRAY 馬たてがみ
・シルキーレザーグローブ