「靴磨き文化の発展と発信」を掲げて開催される靴磨き競技大会「SHOESHINE GRAND PRIX」。
昨年はプロ部門の予選会場となった札幌の地で、今年はアマチュア部門である「ラバーズ部門」が開催されました。
優勝者には、11月に東京スカイツリーで開催される決勝大会への出場権が与えられます。
7月18日に行われた札幌大会には、北海道内から多くの靴磨き愛好家が集結。
札幌は以前から独自の靴磨き大会が開催されるなど、全国でも屈指の靴磨き文化が根付く地域です。
その土地柄を象徴するように、レベルの高い戦いが繰り広げられました。
会場の様子

今回の会場となったのは、札幌三越の特設会場。
前年と同じ会場での開催となりましたが、今回はレイアウトを一新。
通行される方も足を止めやすく、競技の様子をより身近に楽しめる空間へと生まれ変わりました。
大会アンバサダーを務める「Brift H SAPPORO」代表・林田直樹氏が司会を担当。
靴磨き世界チャンピオンならではの視点を交えながら、競技の魅力や出場者の技術を引き出す進行となりました。
会場には親子で観戦される方の姿も多く見られ、出場者への拍手や歓声が響く中、
世代を超えて靴磨きを楽しむ温かな雰囲気に包まれていました。
札幌大会でも存在感を見せたM.MOWBRAY製品

決勝戦では、
・M.MOWBRAY ハイシャインプライマー:75%
・M.MOWBRAY リキッドワックス:100%
という高い使用率を記録しました。
ハイシャインプライマーで下地を整え、リキッドワックスで鏡面を仕上げる手法は、
昨年までの大会で主流となっていた磨き方です。
今シーズンは「M.MOWBRAY GLASS DRY WAX」の登場により鏡面磨きのスタイルにも変化が見られますが、
札幌大会では従来の手法をさらに磨き上げ、より高い完成度を目指す選手が多く見られました。
その完成度の高さからも、選手たちが自身の磨きを追求し続けていることが感じられる決勝戦となりました。



また、「M.MOWBRAY ザ・ディープシュークリーム」も多くの選手に選ばれ、札幌大会一回戦では使用率41.7%を記録。
今シーズンの大会では、これまでで最高の使用率を記録しました。
大会全体での使用率も右肩上がりで推移しており、札幌大会では36.8%を記録しました。
大会を重ねるごとにザ・ディープシュークリームを取り入れる選手が増え、
それぞれが自分の磨きのスタイルに合わせて製品を選び、技術を磨いていることがうかがえる結果となりました。

優勝者

札幌大会の優勝を飾ったのは、あかねさん。
SHOESHINE GRAND PRIX ラバーズ部門史上最年少優勝という快挙を成し遂げ、
前年大会であと一歩届かなかった悔しさを見事に晴らしました。
決勝戦では、左右差が出やすく難易度の高い「片足ずつ両足を丁寧に仕上げる」手法を採用。
その仕上がりは高い完成度を誇り、技術力の高さを存分に発揮しました。
さらに、プレゼンテーションでは靴磨きへの想いや自身の経験を堂々と語り、観客の心を動かす素晴らしい内容となりました。
全国を巡り大会を盛り上げた出場者

また、北海道から福岡大会へ遠征するなど、積極的に各地の大会へ挑戦を続けた近藤純さんは、
「実は革ってサステナブル賞」を受賞されました。
大会テーマである「journey」を体現するように、地元・北海道から九州、そして再び札幌へと挑戦を重ね、
その姿勢でSHOESHINE GRAND PRIXを大いに盛り上げてくださいました。
次回大会はいよいよ大阪
次回の舞台は7月27日に開催される大阪大会。
ラバーズ部門地区大会最後の一戦であり、
東京スカイツリーで開催される決勝大会への最後の切符を懸けた熱戦が繰り広げられます。
選手たちがどのような技術と想いを込めた靴磨きを披露するのか、今から楽しみです。
SHOESHINE GRAND PRIXを通じて、靴磨きの楽しさや革靴を大切にする文化がさらに多くの方へ広がり、
新たな挑戦が生まれていくことを期待しています。

