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ワックスは、光らせるためじゃない

靴磨きグッズ「固形ワックス」の使い方

主にワックスはハイシャイン(鏡面磨き)に使いますが、ワックスの特性を活かすことで様々な用途があり今回はそれを紹介したいと思います。

まずは定番の、 靴のつま先を、鏡のように光らせる手法の ハイシャイン(鏡面磨き)のご紹介です。

こちらは、基本的な靴のお手入れをした状態の靴です。

革の表面は人間の肌のように毛穴があり、毛穴を埋めるようにワックスと少量の水を使い塗り重ねていきます。

毛穴を埋め、革表面が平らになった時にワックスと水の量を徐々に減らし薄い層を重ねます。

この時、力を入れ過ぎないことに注意して下さい。

薄い層を重ね、曇りを取ることでハイシャイン(鏡面磨き)の完成です。

このようにワックスは靴のつま先に塗り光らせるハイシャイン(鏡面磨き)に使うものですが、それ以外にも私が紹介したい使い方があります。

私が紹介するもう一つの使用方法としては、「靴全体への薄塗り」です。

ハイシャイン(鏡面磨き)のように靴を光らせるは大変という方、

クリームより更にツヤを出したいという方には「靴全体への薄塗り」をおすすめします。

方法はペネトレィトブラシでワックスを毛先に少量付け、かかとなど目立たない箇所から全体に塗り広げていきます。

ツヤ出しブラシを使い靴全体にブラッシングを行う事で光沢が出てきます。

クリームの上から薄く一層塗り重ねることにより、光沢が増しクリームでは出せないワンランク上のツヤを出すことができます。

今回ツヤを出し、靴を光らせることについてお話していきましたが、実はそれだけではありません。

意外と知られていない使い方

ワックスは光らせるためだけではないのです。

もう一つの効果としては、塗ることによる「防水効果」です。

ワックスは主に「ロウ」と「油分」で構成されているため、少量の水を弾く効果もあります。

防水性を高めるためのプラスワンとしてのケアとしてもおすすめです。

また、使用しているのは少量のため、ワックスをクリーナーで落とす際も簡単にできます。

水の量によっては革に浸透してしまう事もありますが、簡易的な雨対策としてはいいのではないでしょうか。

みなさんもぜひ今回紹介したワックスの使い方を参考にしてみて下さい。

<使用した商品>

M.MOWBRAY プレステージ トラディショナルワックス

<お手入れ方法と動画> 鏡面磨き編 ▼▼

こちら 

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