気がつけばもう2月も終わり。
2月は日数がすくないのもありますが、相変わらず時間が過ぎるのは早いです…。
さて、あと1ヶ月ほど経つといよいよ4月。
出会いや別れを越え、新たなステージに立つ方が沢山居る季節でもあります。
そんなこの時期は入社や就活に合わせて、
「初めて本格的に革靴を履く機会が増える」という方も多いはず。
革靴は適したお手入れをしていただくだけで、何年も使い続けることのできるアイテムですが、
「お手入れはちょっとめんどくさそう」
「新生活に不慣れな中で、メンテナンスまでこなせるか不安」
というイメージのある方も多いかもしれません。
そこで今回は、多忙な新生活の中でも続けられるような簡単な革靴のお手入れ方法をご紹介いたします。
用意するアイテム
・シュートリー(シューキーパー)
・靴べら(シューホーン)
・馬毛ブラシ
クリームや汚れ落としなど、必要なアイテムはありますが、
忙しいとき、何から始めていいか分からないときはこちらの3つから始めてみるのがオススメです。
順番に役割を解説していきます。
シュートリーの役割
(左から)
・SartoRecamier 100EX
・SartoRecamier 200EX
・SartoRecamier 300EX
・SartoRecamier 400EX
・型崩れ、履きジワのひび割れ防止。
・靴内部の湿気吸収。
シュートリーの役割は大きく分けてこちらの2つ。
しっかりと形の合った一本を選ぶことで、履きジワのひび割れを防ぎ、
木製のものを使用することで、靴内部に溜まった湿気を吸収します。
使い方はとても簡単で、履き終わった後の革靴に入れるだけ。
たったこれだけですが、この一手間をかけるだけで靴の寿命が大きく変わります。
(写真左)脱いだ直後の状態/(写真右)シュートリーを入れた状態
Sarto Recamier(サルト レカミエ)シリーズは、履きジワはもちろん、かかと周りや履き口のシェイプも整えることができます。
脱ぎ履きを繰り返すことによって広がってしまう履き口周りのフィット感を損なわずに、長く快適に履き続けることができます。
靴べらの役割
・M.MOWBRAY スライドシューホーン
・かかと周り、履き口部分の傷み防止。
靴べらを使用する役割はこちら。
指を使って、はたまた足を押し込むように履いてしまうという方も居るかもしれません。
しかし靴べらを使うようにするだけでも、かかと周りが傷みづらくなり、靴を快適に履くことができます。
靴べらを使用せずに履いてしまうと、写真のように
腰裏(=カウンターライニング、かかと内側のパーツのこと)に穴が開いてしまったり、芯材(つま先やかかとに入っている硬いパーツのこと)が潰れ、靴が変形したり、フィット感が変わってしったりすることもあります。
画像のように上から新しく革を貼るなどして、修理することも可能ですが、やはり修理費用は掛かってしまいます。
靴べらを使用するだけでもかかと内側、そしてお財布に掛かる負担を軽減することができますので、革靴を履くことが本格的に増える前に、毎日の習慣にするのがおすすめです。
馬毛ブラシの役割
・SANOHATA BRUSH 馬毛
・靴表面や細かな部分についたホコリを落とす。
馬毛ブラシの役割は “ホコリ落とし” 。
掃除に使うホウキのように、しなやかな馬毛はホコリを除去する用途にぴったりです。
目には見えない微細なホコリやチリなどの汚れは、
・革の柔軟性を維持するために必要な水分・油分を吸い上げてしまう。
・段差や隙間に溜まり、カビが生える原因になってしまう。
など、革靴に悪影響を及ぼす存在。
履く前、履き終わった後など、マメにブラシをかけるだけでもこれらのリスクを軽減し、靴を綺麗に保ちやすくなります。
大切な一足を長く履くために
以上、革靴を長く履くために習慣にしてただきたい、簡単なお手入れ方法のご紹介でした。
靴のお手入れについて不安、忙しくて時間が取れないという方は、すぐに始められて時間もかからないこの3つから挑戦していただくのがオススメです!
クリームや別の種類のブラシを使用した、
さらに本格的なお手入れ方法に関しては、こちらの動画からもご覧いただけます。
就活や成人式など、節々の場面を支えてくれる大切な一足を長く履くためのケア。
自身の手で行っていただくと、より一層お靴への愛着が湧くかと思います。
ぜひお試しください!
<今回のBLOGで使用した商品>
・SartoRecamier 100EX
・SartoRecamier 200EX
・SartoRecamier 300EX
・SartoRecamier 400EX
・M.MOWBRAY スライドシューホーン
・SANOHATA BRUSH 馬毛