M.MOWBRAYでは企業様や店舗様向けに靴磨きを体験、体感していただくためにセミナーを実施しております。
人材教育の一環としてセミナーを実施、企業内の福利厚生としてご利用いただくなど、企業様のご要望に合わせてご相談、ご提案しております。
今回のブログでは先日開催させていただいた広島国際大学 様での事例をご紹介していきます!
「いのちのそばに。ひととともに。」
広島国際大学は、健康・医療・福祉を軸に「時代と地域が求める真のフィールドスペシャリスト」の育成を目指しています。
健康・医療・福祉分野の総合大学としてチーム医療に最適な学部・学科構成となっており、学生生活そのものが実践の場となっています。
また、国内外で高い評価を得ている研究者や社会の第一線での実績を持つ教員など、多彩な人材による優れた教授陣が、学部・学科間または研究科・専攻間の枠を越えて相互に連携を図り、きめ細かい教育を行っています。
特別講義ってどんな内容?
今回は、
広島国際大学 リハビリテーション学科 義肢装具学専攻の学生の皆様へ、革靴のお手入れ、靴磨きの講義をおこないました。
大学のリハビリテーション学科。
あまり聞き馴染みのない学科ですが、お伺いしたところ国家資格である、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、義肢装具士の資格をとるための勉強をされているとのこと。
今回はその中でも靴に近い資格である、義肢装具学を専攻している学生さんに講義を受けていただきました。
最初に校内を少し見学させて頂きましたが、義肢装具学の選考なので、教室には義足などが多数あります。普段は中々見る機会がありませんので、大変興味深かったです。
そして、義足などは靴にも関連してきますので、先生からのご要望で、皮革のお手入れについて今回は講義のご依頼をいただき、講義内容は以下の通りとなりました。
・表革(スムースレザー)のお手入れ方法
・起毛皮革(スエード、ヌバック)のお手入れ方法
・革靴の水洗いの方法
・天然皮革のサスティナビリティに関する考察
90分の講義のうち、座学で約50分、実技を40分とって実際にご自分の革靴やパンプスなどをお手入れしていただきました。
研修の内容は?
スムーズレザーのお手入れは、身近でなじみのある靴、バッグ、お財布などを持ってきてくれたので、実際にケアすることでツヤ感や潤いが入って革が生き生きする感じを体感で理解していただきました。
皮革用石鹸を使った水洗いも、かなり衝撃的だったようで、実技タイムでは人気でした。
座学の中で、「天然皮革のサスティナビリティ」についてお話をしたのですが、こちらは、(一社)日本皮革産業連合会(JLIA)がプロジェクトとして発信している、Thinking Leather Action(シンキングレザーアクション・TLA)という天然皮革製品のサスティナビリティについての内容です。
その中でも、私たちが使用している靴やバッグなどの天然皮革は、食肉用などの動物からお肉を頂くときに出る皮を、廃棄せずに活用し革として製品にしているものです。今回学生の皆様にその質問をしたところ、なんと、ほとんどの学生さんがその事実を知りませんでした。
私にとっては少し驚きの結果でしたが、お手入れの授業を通じて、そんなことも学んでいただいております。
ワークショップ スタイルで靴磨き
今回は義肢装具士を目指す学生の皆様へ短時間でしたが、革のお手入れのことを学んでいただき、大変有意義な時間でした。ありがとうございました。
靴磨きサービス
また、M.MOWBRAYでは企業様の社内イベントや福利厚生として実施も可能です。
M.MOWBRAY認定シューケア マイスターが訪問し社員の方を対象に靴磨きサービスを実施いたします。
※シューケアマイスターについてはコチラをご覧ください。
関連情報
https://www.hirokoku-u.ac.jp/examinee/job/prosthetist.html
Thinking Leather Action
(天然皮革のサスティナビリティを発信するプロジェクト)
M.Mowbray Consulting Service
(法人様向け 靴磨きセミナー・研修サービス)