大阪府商工労働部様主催・(地独)大阪産業技術研究所様 共催の研修にて、
「レザー製品を永く使うために」をテーマとした皮革製品ケア講習会を開催いたしました。
本講習会では、皮革製品の適切なケア方法に加え、
皮革製品を永く使い続けることが環境負荷の低減につながるという観点から、
サステナビリティの視点を踏まえた内容を中心に構成しました。
研究・製造・販売・使用といった各分野において活用できる実践的な知識の共有を目的としています。
1.皮革製品のエイジングとサステナビリティ
天然皮革は、適切な使用と定期的なメンテナンスによって、美しく経年変化(エイジング)する素材です。
使い捨てではなく、手入れを前提として長く使用することは、結果として資源の有効活用や環境負荷の低減につながります。
本講習では、皮革の構造や特性を踏まえ、ケアの必要性について理論的に解説しました。
2.革製品のお手入れについて
革製品のケアにおいて最も重要なのは、革の種類と仕上げを正しく見極めることです。
皮革の仕上げの種類別のケア方法のポイントや、皮革製品をメンテナンスすることの意義を解説いたしました。
3.革製品のお手入れ道具について

皮革用汚れ落とし(クリーナー)、レザー用クリーム、各種ブラシについて、
それぞれの役割や特性を解説し、用途や革質に応じた正しい使い分けを紹介しました。
4.革製品のお手入れ方法について

スムースレザー、起毛皮革(スエード・ヌバック)、ヌメ革、エナメル革、
コードバン革といった素材別に、具体的なケア手順を実演を交えて解説しました。
併せて、「行ってよいケア」と「避けるべき行為」を明確にし、トラブルを未然に防ぐための判断基準を共有しました。
5.革製品の保管・トラブル対応

皮革製品に発生しやすいカビの対策や、
水染み・油染みなどの代表的なシミへの対処方法について解説するとともに、
適切な保管環境の考え方についても紹介しました。
おわりに
皮革製品は、正しい知識と適切なケアを行うことで、長期間にわたり美しく使用することができる素材です。
本講習会が、皮革製品に関わる各分野において、製品価値の向上と持続可能なものづくりの一助となれば幸いです。
今後も株式会社アールアンドデーでは、皮革製品を永く使う価値の普及を通じ、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。

