日本最高峰の靴磨き大会「SHOESHINE GRAND PRIX 2025」。
10月25日・26日に東京で行われるFINAL ROUNDへ駒を進めた有野拓洋さんに、
これまでの練習や大会に向けた気持ちを伺いました。
靴磨きの奥深さと楽しさを伝える、熱のこもったインタビューです。
プロフィール
名前:有野 拓洋(アリノ タクミ)
所属:シューケアマイスター工房 銀座店
2022年に株式会社R&D入社
エントリーNo.25
SHOESHINE GRAND PRIX(旧:靴磨き選手権) 2023、2024出場
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一番力を入れたトレーニングは?
技術練習です。
限られた時間の中で効率よく仕上げることを常に意識し、理論立てから実践までを繰り返しました。
また、当日まで課題の靴のデザインが分からないため、どのようなデザインでも対応できるよう準備を整えてきました。
準備期間で一番大変だったことは?
メンタルやフィジカルの管理です。
練習に夢中になると健康管理が疎かになりがちでした。
時には「磨きたい」気持ちを抑えて休むことも必要だと痛感しました。
平均的な練習時間は?
1日あたり 2〜3時間、日によってはそれ以上。
限られた時間を全力で活用しました。
勝負アイテムは?
M.MOWBRAY リキッドワックス

仕上げに欠かせない、信頼のアイテムです。
ゲン担ぎやルーティンは?
靴磨きを仕事にし始めたときにオーダーメイドした 手植えのブラシ。
5年間連れ添っている相棒であり、試合の場にも必ず持っていきます。
今の気持ちを一言で表すと?
挑戦。
靴磨きにかけてきた人生を、この決勝でぶつけます。
最後に、決勝に向けての意気込みを!
靴磨きの楽しさや奥深さが伝えられるよう、心を込めて磨きます。
編集後記
FINAL ROUNDに進出するまでに積み重ねた努力と、支えてくれる相棒のブラシやワックス。
その背景には、単なる技術を超えた“靴磨きへの愛”がありました。
最高峰の舞台でどんな輝きを放つのか——ぜひご期待ください!