創業50周年記念モデル「SANOHATABRUSH M.MOWBRAY × 熊野筆 狐毛」三部作の最終章では、
靴磨きの第一線で活躍する職人の生の声をお届けします。
ご登場いただいたのは、2019年靴磨き選手権チャンピオン、HARK KYOTO代表・寺島直希氏。
日本のシューケア界を牽引するその技と感性で、本ブラシの真価を語っていただきました。

このブラシが持つ「新しさ」とは?
まず、使い始めた瞬間に感じたのは、毛先の極めて繊細なタッチです。
一般的な仕上げ用ブラシは新品時、艶を損なったり、磨き跡が残ったりすることがありますが、
このブラシは、上質な天然毛がもたらす柔らかさと絶妙なコシにより、最初から“即戦力”として機能しました。

既存のブラシとの決定的な違い
従来の仕上げブラシは、毛先をカットしているため、使い込むことでようやく馴染む“育てる道具”でした。
しかしこのブラシは、新品の状態でも革を傷つけにくく、かつ馴染みやすい。
そのバランス感覚が、プロの道具としてすぐに信頼できる理由だと感じます。
使い込むほどに見えてくる“潜在能力”
今の段階でも、十分に高いパフォーマンスを実感しています。
ですが、時間とともにさらにその真価が現れる。
そう思わせてくれるだけのポテンシャルを、このブラシは秘めています。

抜け毛に関する印象は?
多少の抜け毛は見られましたが、他製品と比べて圧倒的に少ないというのが率直な感想です。
使用初期に見られる自然な現象であり、全く気になるレベルではありません。

仕上げ用以外の活用法は?
仕上げに限らず、日常の汚れ落としや軽い艶出しにも非常に有効です。
このブラシは、ただ磨くための道具ではなく、“ブラッシングする喜び”を与えてくれる逸品。
柔らかさと弾力、しなやかさが絶妙なバランスで融合しており、非常に満足度の高い使用感です。
毛先の質感について
山羊毛はしなりが強い一方で、今回のブラシは天然毛特有のしっとりとした手触りと弾力を兼ね備えています。
毛に含まれた自然な油分が、まるで“ヌメッ”とした感触を残し、それが革への傷つきを防いでくれるように感じました。

サイズ感とグリップ感について
私は手が大きい方ですが、非常に手に馴染むサイズ感です。
また、全周に設けられた溝は、どんな握り方でも自然にフィットする。
指を引っ掛けるような特殊な持ち方にも対応でき、細部まで設計思想が行き届いていると感じました。

改善点はありますか?
率直に言って、改善点を挙げるのが難しいほど完成された一本です。
このブラシは、磨くたびに満足感と喜びをもたらしてくれる“作品”だと思います。
さいごに
寺島様、本日は貴重なお話をありがとうございました。
一流のプロフェッショナルからいただいた高い評価に、私たちも深い誇りと感謝を抱いております。

HARK KYOTO
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TEL:075-606-5075
https://harkkyoto.com/
次回も、R&Dのクラフツマンシップに迫る特別企画をお届け予定です。
ぜひご期待ください。
先行販売が決定!!
今回のブラシですが、こだわりの製造工程を経て、先行でごく少量のみ入荷いたしました。
そのため、M.Mowbray公式オンラインショップ限定で、8月1日より先行発売を行うことが決定いたしました。
手に取った瞬間に実感いただける品質と使い心地。 8月1日より商品ページが公開となりますのでお見逃しなく。