今日はスエードのトラブルの中でも【ネイビースエード】に特化した内容でお届けします。


色褪せ
スエードの中でもネイビーって色褪せしやすいと思いませんか?ネイビースエードの靴はファッション的に見ても利用しやすいので、所有している方が多いカラーリングです。ただ色の特性上なのか紫外線などの日焼けを含め、非常に色抜けしやすい特徴があります。
元のあの濃さに戻したい…
そう思っている方も多いと思います。
保湿と補色
元の色に近づけたい!と思うときに大事なポイントは2つ
1.汚れをまず落としてから補色の作業を開始する。
→スエードに限らずですが、下準備は重要です。汚れの上に補色をしてもキレイに仕上がりません。
2.色入れだけに囚われない。保湿も必ずセットで!
→色を早く入れたい!と思ってしまいますが、補色の前に、まず保湿をしてあげましょう。革の状態を整えてあげるだけで、色ムラが起きにくくなります。
1.はスエードクリーナーがおすすめです。防水スプレーなどが付着したままでは色入れも弾かれてしまうので、スエードクリーナーでしっかりと毛についた汚れを落とします。
2.は写真でもご紹介しているスエードヌバックトリートメントがおすすめです。
軽度な色褪せであれば、スエードヌバックトリートメントを使用するだけでも色戻りを実感できると思います。
色入れをする

スエードカラーダイムリキッドで補色をする際のポイントは、ネイビー部分以外は必ず色が付かないようにマスキングテープなどを貼ってガードする。
気軽にポンポン塗ってあげてもOKなのですが、本気で隅から隅まで色を入れたいときはマスキングテープはマストです。
白いソールにネイビーカラーが付くと、意外に落ちません。スポンジのソールは色を吸い込んでしまいます。
スニーカー系は特におすすめします。

ドレスシューズであれば、マスキングテープをするほどの事はないかもしれません。
ただステッチが白い糸で入っていたりするデザインもあるので、そこは注意してください。
より細かく作業したいときは、綿棒などをスエードダイムリキッドのスポンジに付けてから細部を補色したりするのも良いですよ。
100均などで細めの筆を買うのもありです。
ネイビーは抜けやすい反面色も入りやすいので、根気よく細部まで塗りこめば感動レベルの復活を見れます。色褪せで履くのが遠ざかっていた靴があれば、ぜひチャレンジしてみてください。