開催概要
場所:日本郵船クルーズ客船「飛鳥Ⅱ」船内ホール
講演テーマ:靴磨きの魅力と天然皮革のサステナビリティ
講演内容

今回の講演では、「靴磨きの奥深さ」と「天然皮革のサステナビリティ」をテーマに、講演を行いました。船旅の優雅な時間の中で、自分の持ち物と向き合い、メンテナンスの重要性を学ぶ良い機会となりました。
第一部:靴磨きの魅力と基本

講演の前半では、靴磨きの歴史や意義について解説いただきました。靴は単なる履き物ではなく、持ち主の個性や生き方を映し出すアイテム。適切なケアを施すことで、より長く美しく履き続けることができることを学びました。
また、実演を交えながら、基本的な靴磨きの手順を説明。
ブラッシング – ホコリや汚れを落とす
クリーニング – 古いワックスや汚れを除去
保湿・栄養補給 – 革に必要な油分を補う
ワックス仕上げ – 美しい艶を出す
このお手入れの一連の流れと、デモンストレーションに、参加者の皆さんも興味津々でした。
第二部:天然皮革とサステナビリティ
後半では、天然皮革が持つサステナビリティの側面についてお話しさせていただきました。近年、エコやSDGsの観点から、合成皮革との比較が話題に上がることが増えています。しかし、天然皮革は適切な方法で製造・メンテナンスすれば、長期間使用できる環境に優しい素材であることが強調されました。また昨今、SDGsが注目されるようになってからは、改めて天然皮革製品が見直されています。皮革は、太古の時代からある人類が長く行っている持続可能な活動です。畜産からでる皮を革に鞣し、生活用品に転換するというサスティナブル活動となります。
具体的には、
天然皮革は副産物:食肉産業の副産物として生まれるため、適切に活用することで廃棄物を減らせる。
経年変化の美しさ:使い込むほどに味が出るため、長く愛用できる。
適切なメンテナンスで寿命が延びる:正しいお手入れをすれば10年、20年と使い続けることが可能。
参加者の方々からは、
「サステナビリティの視点からも、天然皮革を大切に使いたいと思った」
「今日学んだ靴磨きを実践して、愛着を持って使い続けたい」
といった声が聞かれました。
そして、参加者の皆様は熱心に耳を傾け、講演中にはメモを取る姿も見られました。また、質疑応答の時間には、乗客の方々から活発な質問が寄せられ、講師との意見交換が行われました。靴磨きだけでなく、レザーケア(バッグやお財布のお手入れ)に関する質問も多く、関心の高さがうかがえました。
講演会を終えて

今回の講演を通じて、靴磨きの技術だけでなく、「物を大切にする心」や「サステナビリティの大切さ」を共有することができました。クルーズという特別な空間の中で、自分の持ち物を見つめ直し、より豊かなライフスタイルを考える機会となったのではないでしょうか。
今回は、「飛鳥Ⅱ」船内において、知識と実践を組み合わせた講演会を実施させていただき、皆さまに新たな発見と学びの場を提供できたと自負しております。
ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました!