革靴をよく履くようになると、スニーカーとの勝手の違いに悩まされるかもしれません。クッションを多用したスニーカーに比べると、革靴ではキツイ、ゆるいといったサイズの問題を特に感じやすいものです。そこで今回は、靴がほんの少しゆるいときの対処法と、お勧めのアイテムをご紹介します。
靴がゆるいときの調整方法は、インソールだけじゃない
靴がゆるいとき、どのような対処方法があるのでしょうか?
・靴下を厚くする
・インソール(靴の中敷き)を入れる
これらの方法は、靴と足の間の隙間を埋めて、靴の中で足を遊びにくく(ズレにくく)してくれます。とはいえ、靴下を厚くしたり、インソールを入れると、今度は靴がきつくなってしまうこともあります。
そんなとき、紐がついた靴であれば、靴紐の締め加減を見直してみてください。たとえば、下の1枚目の画像から2枚目の画像のように、ほんの少し靴ひもを強く締めてあげるだけでも、履き心地は変わってきます。足の甲周りをホールドする力が高まりますので、靴の中で足が遊びにくくなるのです。
紐がついた靴の場合、まずは、靴紐の締め加減を調整することで、靴のゆるさが解消できないかをチェックしてみてください。
表面が滑りにくい靴紐を選ぶ
靴紐の締め加減で靴のゆるさを微調整するとき、靴紐自体を滑りにくい作りのものに交換すると、より効果的です。
弊社で取り扱っている紗乃織(サノハタ)靴紐は、一本一本手作業で蝋を染み込ませ、じっくりと時間をかけて作られた靴紐です。丈夫で切れにくく、表面の引っ掛かりが良い特徴があります。この引っ掛かりの良さのおかげで、紗乃織靴紐は、通常の靴紐に比べて、締めた状態からゆるみにくいです。靴紐を紗乃織靴紐に交換しておけば、良い締め加減をキープしやすくなります。これなら、靴ひもがゆるむ度に締め直す手間がなくなり、より快適に靴を履くことができます。靴がほんの少しゆるいと感じたときには、この2つを、ぜひお試しください。
・靴ひもを、いつもより強めに締めてみる
・表面が滑りにくい靴ひもに交換してみる