今年の夏は例年より暑いとの予報も出ているようです。
毎年同じことを言っているような気がしますが、気のせいでしょうか・・・。
そして夏の前にやってくる梅雨。
梅雨といえば、毎年「カビ」の相談件数の増える季節。
毎年多くの方が頭を悩ませる「カビ」。
カビが生えるデメリット
カビと一言で言っても、有益なものと有害なものに分かれます。
私たちが頭を悩ませることの多い白カビや黒カビは、残念ながら有益なものではありません。
では、有益ではないカビが生えて困ること、デメリットは何でしょうか?
それは次のような事が挙げられます。
・見た目を損なう
・カビ特有の臭気
・アレルギー疾患の原因となる可能性
・衛生上の問題(カビ自体がダニの餌になりえるため) etc…
どれも厄介で、特別な事情が無い限り起きない方が良いことばかりです。
カビ予防が大切
そんな厄介なカビのリスクを少しでも軽減したい。そのためには「予防する」に限ります。
では具体的にどういったことを行うのか。そこで今回は「カビ予防」について紹介していきたいと思います。
カビ予防ステップ1【ブラッシング】
まずは靴のお手入れの基本中の基本のブラッシング。
靴に付着したホコリは革の油分や空気中の水分を吸収し、カビが発生、生育しやすい環境の土壌となります。
そうならないよう、馬毛のブラシを使ってホコリを取り除きます。
カビ予防ステップ2【靴の内部の汚れ除去】
靴の外側のホコリ除去が済んだら、次は靴の内部にも目を向けましょう。
実は靴の中、特につま先部分にはホコリが溜まっていることが多く、これもまたカビ繁殖の温床になってしまいます。
この靴の内部のホコリを取り除く方法はいくつかあります。
今回こちらではカビ除去成分を含んだM.MOWBRAYプレステージ モールドクリーナーシートを使用してホコリの除去と拭き取りを行います。
ホコリの塊が取れました。このままカカト部分までしっかり拭き取りを行います。
カビ予防ステップ3【カビ用薬剤の塗布】
次はいよいよカビ用薬剤の塗布を行います。
使用するのはM.MOWBRAYプレステージ モールドクリーナー。
除菌力が高い有機ヨードが主成分のスプレーです。無臭のため嫌な臭いが残りません。もちろん生えてしまったカビの除去にも有効です。使い方は簡単。対象に噴射するだけです。
靴の表面だけでなく、内部や靴の裏まで隈無く噴射します。
噴射後、過分な薬剤を不要な布などで拭き取ります。
そのまま薬剤が浸透して乾くまで風通しの良いところで保管します。
カビ予防ステップ4【仕上げ】
最後は通常通り仕上げるだけ。
汚れ落としはもちろん必須。
今回こちらではM.MOWBRAY ステインリムーバーを使用していますが、雨のダメージや汚れがひどい場合は靴を洗うことが望ましいです。
その後靴クリームを塗布、磨き上げて完了です。
気温と湿度が高くなるこれからの季節は、どうしてもカビのリスクは高まります。
そのリスクを少しでも減らすために、カビ予防はやっておきたいですね。