靴磨きの技術のひとつでもあるハイシャイン(鏡面磨き)。 毎年開催されている靴磨き選手権大会では、出場者であるシャイナーたちがどれだけ早く、そしてどれだけ美しく仕上げられるかを模索している究極の技術でもあります。 ただ光らせるだけであればいたってシンプルな工程ですが、究極の光を生み出すためには至難の業。
そんなハイシャインの限界を突破すべく、 既存の固形ワックスでは辿り着けなかった光沢と膜厚調整力を実現、 そして最速で最上の平滑度・透明度・なだらかなグラデーションに仕上がる世界初の「油性リキッドワックス」が誕生しました。
リキッドワックスの特徴
M.MOWBRAY リキッドワックスは、世界初の液体ワックスである他に、大きな特徴が3つあります。
特徴1.光沢度の高さ
特徴2.優れた膜厚の調整力(グラデーションコントロール)
特徴3-1.機能付与剤 機能付与剤(伸び・光沢・速乾性)
特徴3-2.機能付与剤 硬化したワックスの再生
特徴1.光沢度の高さ
平滑度・透明度の高い鏡面膜に素早く仕上げることが可能です。 一見すると平らに見える鏡面膜も、実は平滑になっておらず表面には細かな凹凸があります。この凹凸に対して、リキッドならではの埋めながらも溶かして平滑化する作用と速乾性の高さにより、これまでにない平滑な鏡面膜に素早く仕上がります。
特徴2.優れた膜厚の調整力(グラデーションコントロール)
ワックス層を瞬間的に溶解しながら塗り広げ、なだらかなグラデーションに仕上げることが可能です。
このリキッドワックスによる鏡面膜の溶解現象は、
1.塗布量
2.膜との接触時間
3.圧力の加減
の調整によって、ワックスをもう一層乗せたい、反対に極薄の一層を削りたいなど、膜の厚みを自在に素早くコントロールすることができます。
特徴3.機能付与剤
特徴3-1 普段使用しているワックスに、リキッドワックスの伸び・光沢・速乾性を付与
硬くて塗り広げにくいワックスや速乾性の低いワックスにリキッドワックスを混ぜることで、伸び・光沢・速乾性が付与されるので、自分好みのワックスにカスタマイズするための添加剤としてお使いいただけます。
特徴3-2硬化して使えなくなってしまったワックスを蘇らせる
また、リキッドワックスに含まれている添加剤の作用によって鏡面膜の硬度があがるので、仕上がり後の美しい状態が長く保てるワックスへと変化します。
科学的な視点から新商品を生み出す斗谷諒氏が開発したプロ仕様アイテム
開発者プロフィール:斗谷 諒(はかりだに りょう)氏
・靴磨き選手権2019 カラーリング部門 優勝
・靴磨き選手権2023技術審査員
・学校法人水野学園 ゼミ講師
・M.MOWBRAYテクニカルアドバイザー
・HARK KYOTOテクニカルアドバイザー
昨年の靴磨き選手権でファイナリスト全員が使用していたワックス「ハイシャインプライマー」の開発者。 独創的な研究から数々のプロダクトを生み出しており、M.MOWBRAY製品の研究開発も手掛けていらっしゃいます。 その他にも、革づくりから革製品の企画製造、オリンピック選手との皮革用薬品開発まで幅広く活躍されています。
世界初のリキッドワックスの発売時期は?
リキッドワックスの優れた性能をご紹介いたしました。
ハイシャイン磨きをする方にとっては、常識が覆るようなアイテムの登場です。
発売は、2024年4月下旬を予定しています!
次回は、実際にリキッドワックスを使用した手順のご紹介をお届けいたします。
お楽しみに!