日常使用するアイテムのケアで、時間をかければかけるほどいいのではないか?
そう思う作業はいろいろとありますよね。
特に愛着があるアイテムは時間をかけて磨きこんだり、手間をかけたくなります。
では靴のケアはどうなのでしょうか。
今回はケアにかける時間のポイントをご紹介していきます!
クリームを塗ったあとは、時間を置く?
靴磨きの基本は、以下①〜⑤の流れです。
①ブラシをかけて汚れを落とす
②クリーナーで拭く
③靴クリームを塗る
④ブラシをかけてツヤを出す
⑤乾拭きをする
この流れのなかで、時間に注意していただきたいのは③と④の間です。
ここで、革靴にクリームを染み込ませるために、たっぷり時間(1〜2時間ほど)を取る方もいらっしゃいます。
しかし、ムラなく綺麗に仕上げるには、あまり時間を取らない方が良いのです。
ムラなく磨くには、短時間で
靴クリームを革靴に塗ったあとに時間を置くと、クリームが革に良く染み込んで、革靴のコンディションアップになりそうです。
時間を置くかどうかは、革のコンディションやクリームの種類にもよりますが、時間が経過することで革に塗ったクリームが固まり、ムラになってしまうことがあるため、基本的には時間をおきません。
クリームを塗ってからブラシをかけるまでの時間は、1〜2分くらいを目安にするとベター。
この時間であれば、塗ったクリームが乾き切ってしまうことがなく、ブラッシングだけでもクリームが靴全体に綺麗に馴染みます。
「そんな短い時間ではクリームが革に染み込まないのでは?」と思われるかもしれませんが、心配ありません。
靴クリームは革に塗った時点で、きちんと吸収されています。
クリームを塗ったら、時間を置かずにブラシをかける。
ムラなく靴を磨くためのコツとして、ぜひ、覚えておいていただきたいポイントです。
時間をかけなくても、靴は綺麗に磨ける
クリームを塗ったあとに限らず、靴磨きのなかで時間を置く必要がある工程は、実はほとんどありません。
ですので、基本的な靴磨きであれば、10〜15分ほどで仕上げることができます。
くたびれていた靴が10分で綺麗になる様は、なかなか気持ち良いものです。
そんな靴磨きの爽快さを、みなさまの日常に取り入れていただければ幸いです。