洋服も靴も、出会いですよね。
せっかくお気に入りの出会いがあったのなら、大切に長く着たいものです。
今回は、そんなお気に入りの一品を長く愛用するために、誰でも簡単にできる『レザージャケットのデイリーケア』をご紹介していきます!
こちらは近大建築の世界三大巨匠の1人、ル・コルビジェが愛用していた事から『コルビジェジャケット』の愛称で親しまれているレザージャケットです。
おそらく50‘s ~ 60’s頃の物。
元々は国有企業や行政機関の支給品だった物で、いわゆる「革の風合いを活かした」というよりは、強度だったり実用性を重視している為顔料で塗ったような「ペタッ」とした質感。
細部を見ると、破損やスレ・傷、色抜けなどが目立ちます。
年代ものだからこそ、今後長く使っていけるようにしっかりとメンテナンスが必要です。
イ【ホコリ落とし】
お手入れの0番、日々使った後のブラッシングです。
その日についたホコリをほったらかしにしていると、ホコリが革の油分を吸い上げて革の乾燥が早くなります。
こまめなブラッシングで綺麗(潤いのある)な状態をキープしましょう。
【使用アイテム】
ロ【栄養補給】
2〜3週間に1度の栄養補給が必要です。
クリーム、ローション、オイル等を革に優しく塗り込み、油分(潤い)と柔軟性を与えます。
【使用アイテム】
ハ【乾拭き】
塗り込んだ後は乾いた布やグローブで表面の余分なクリームを拭き取ります。
表面に余分なクリームがついたままだと、汚れがつきやすくなります。
【使用アイテム】
レザージャケットのお手入れは靴に比べて工程が少なく、シンプルです。
今回お手入れに使用したのは『M.MOWBRAY SADDLEUP』シリーズ。
「SADDLEUP」 の直訳は「鞍を上げろ」。
アメリカ映画などでは「さあ、出発だ」という意味でも使われます。
Saddle up という言葉がもつ強靭でタフなイメージを、ブランドのコンセプトと重ね合わせた非日常的な体験を演出する。
「ダメージを負って色褪せた革が瞬く間に蘇る」そんな思いから生まれたブランドです。
無機質な毎日の暮らしが、冒険的で挑戦的な楽しいものになりますように。
是非お試しください。