お財布やポーチ、キーケースにバックなど、革小物は使用頻度が高いアイテムですよね。
その分、擦れや傷、色抜けは避けられません。
そのまま使うのも革製品の味ですが、補色をしてあげるとまた雰囲気が変わります。
今回はそんな、靴以外の革製品の補色作業をご紹介していきます!
カメラに付属していた純正レザーケース。
色の剥げてしまったところが数カ所見受けられます。
使うのはM.MOWBRAY レザーコンシーラーです。
「えっ。靴のクリームじゃダメなの?」
と思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
結論から申し上げると、靴以外の革製品の補色作業には、色付きの靴クリームを使うことができません。
正確には使っても良いのですがこすれた時に、別の物に色が移ってしまう危険性があるので、オススメしません。
そこで、活躍するのがレザーコンシーラーです。
皮革用のキズ補修・補色クリームで、革製品にしっかり定着して色移りの心配がありません。
全30色展開なので様々な色に対応可能。
混ぜて調色することも可能なので、商品に無いお色でも心配ありません。
【使用方法】
①下準備
コンシーラーの定着をよくするために、革表面の汚れや油分を除去します。
クリーナで優しく表面を拭きあげます。
②色合わせ
補色したいものと同じ色のコンシーラーを選ぶもしくは、複数の色を調色してピッタリの色を作成します。
③コンシーラー塗布
色の剥げた部分にコンシーラーを塗布します。
ポイントは、薄く塗り広げて1度で隠れない場合は重ねる。
厚塗りしてしまうと塗った場所がダマになって綺麗に見えません。
綿棒・筆・ペネトレイト馬毛などを使うと薄く塗り広げやすくなります。
④ブラッシング
半乾きくらいの状態で柔らかいブラシを使い馴染ませます。
コンシーラーを塗ってそのまま乾燥させると少し塗ったあとが出てしまいます。
ブラッシングで周りの色と馴染ませます。
ブラシは硬すぎると塗ったコンシーラーが取れてしまうので、
「馬毛」「馬タテガミ」「山羊毛」
がおすすめです。
【完成】
剥げた部分が周りと馴染んで綺麗に仕上がりました。
これでカメラライフがエンジョイできそうです。