新品の靴を履いてお出かけ。
しかし、歩き出してしばらくすると、かかとに違和感が…。
違和感に耐えきれず立ち止まり、かかとを見ると赤く擦れていた、
という経験がある方は少なくないないのではないでしょうか。
新品の靴に限らず、お気に入りの靴なのに何度履いても足に馴染んでくれない。
今回はそんな方におすすめしたい靴ズレの対処法をご紹介していきます!
靴ズレ発生
こんな時、出先だと絆創膏を貼って対応も可能ですが、根本な所から改善しておきたいものです。
原因を追求する
なぜ靴ズレが発生したのか原因を考えていきます。
まずは靴ズレが発生していた箇所はスニーカーのどの位置にくるのか確認。
デザイン性もあるかと思いますが、履き口の1番上の部分は破損しやすい場所なので布が重ねて補強されています。
この履き口補強のことをパイピング加工と言います。
このパイピング部分が布の厚みを増し、さらに硬さが出てカカトに触れていたようです。
靴の構造を確認する
他のスニーカーと比較するとヒールカップ(靴の中のカカトが収まるところ)が深く、足を入れた時のカカトの当たり方が普段と違います。
また、インソール(中敷)が外せるタイプのカップインソールでした。
解決方法を考える
パイピング部分がカカトに当たって痛くなっているので、当たらないようにすれば解決します。
絆創膏をカカトに貼って、カカト側をカバーすることも1つの解決方法。
しかし今回はインソールを入れてスニーカーの中のカカトの位置を上げて、パイピングがカカトに当たらないようにします。
元々入っていたオリジナルのインソールがカップインソールだったので、外した下にインソールを入れて高さを調整します。
そうすることによりヒールカップ内が浅くなり、当たって痛かった場所がズレます。
その後にオリジナルのインソールを戻せば見た目もあまり変わりません。
使用したアイテム
比較する
約1cm厚のヒールパッド(カカトのみのインソール)を入れて高さを出します。
右足はヒールパッドを入れていない状態です。オリジナルのインソールからパイピング上部までは約6cm。
ヒールパッドを入れた左足はカカトの位置が上がり、約5cmになっています。
インソールを入れてヒールカップの調整を行った方は左足(画像右側)です。
小さな違いですがこれでパイピングがカカトに当たらなくなり解決しました。
インソールを外すと
インソールを外すことは普段あまりないと思います。
外してビックリ!すごく汚れていました。
せっかくインソールを外したので、馬毛ブラシを使用しホコリを落とします。
ホコリ落とし用のブラシだと靴の中にブラシが入らず、ホコリが払えません。
こういう時は靴クリームを塗るための小さいブラシ、ペネトレィトブラシが活躍します。
インソールはクッション性の向上やサイズ調整のみならず、このような使用方法もあります。
靴ズレで悩んでいる方のご参考になれば幸いです。