歩くたびに「コツコツ」と音がなるレザーソール。
紳士靴として古くから親しまれており、長年の愛用者が多い靴底ではないでしょうか。
屈曲性、通気性があり弾力性も強いので、履き込むほどに自分の足の形状になじんでいくのが特徴ですが、
ラバーソールにくらべて摩耗(まもう)しやすいというデメリットも。
つま先が削れて縫い糸が切れてしまったり、ソールの真ん中に穴が空いてしまったり。
今回は、そんなレザーソールの強い味方と、レザーソールのお手入れ方法をご紹介していきます!
【1 .汚れ落とし】
まずは、靴底についた汚れをしっかり落とします。
泥や汚れがひどい場合は水拭きでも大丈夫です。
【2.栄養補給】
ここで登場するのが、レザーソールの強い味方、ソールモイスチャーライザーです。
革底に栄養、柔軟性を与えて耐久性が向上するというアイテム。
革底用のソールモイスチャーライザーをペネトレィトブラシに取り、全体に伸ばして馴染ませていきます。
ラノリン配合で柔軟効果を与え、靴の返りを良くし、歩きやすさが向上。
また、使用することで革底の擦り減りを抑え、耐久性がアップします。
【3. 仕上げ】
レザースティックに柔らかい布を巻き付け革底を潰しながら押し込みます。
光沢が出てきたら乾燥させます。
向かって左側がビフォー、右側がアフターです。
しっかりと革の目が詰まって締まっているのが見て分かりますよね。
お手入れをされる際にはアッパーのお手入れだけでなく、ソールにも注目してケアをしてみてはいかがでしょうか。