革靴の底の方に違和感があり、靴裏をのぞいてみると底に穴が!
そんな経験はないでしょうか。
アウトソール(靴の底)は地面との接地面なので、
靴の中で最も傷みやすく消耗する部分です。
アウトソールは消耗品ですが、穴があいたら捨ててしまうのはもったいない。
今回は、靴の底に穴があいたときの補修事例をご紹介していきます!
アウトソールに穴があいた時の対処法
アウトソールを修理をする方法は2つあります。
①ソールをまるごと交換する「オールソール交換」
②穴があいている前足部に薄いゴムを貼る「ハーフラバーソール」
※靴のデザイン・製法によって異なります。
今回は②のハーフラバーソールのご紹介をします。
ハーフラバーソールとは?
ハーフラバーソールとは、主に2㎜程度のゴム素材の補修用ソールです。
基本的にはレザーソールの靴の底に貼ります。
ハーフラバーソールのメリット
ハーフラバーソールを貼る主なメリットは3つです。
①グリップ性が高まり、滑りにくくなる
②レザーソールが減らなくなるので、アウトソールを長持ちさせる効果が見込める
③オールソールまでの一時的な応急処置
ハーフラバーソールのデメリット
ハーフラバーソールを貼る主なデメリットは3つです。
①革底ならではの質感、履き心地の変化
②通気性が損なわれる
③100%、雨の日対策にはならない
ハーフラバーソールを貼ったから、「これで雨の日も安心!」と思われがちですが、雨が降り注ぐ環境ではハーフラバーソールを貼っていても、雨は染み込んできてしまいます。
もちろん、レザーソールにハーフラバーソールを貼っていれば多少雨が染み込みにくくなり、路面が少し濡れている程度の雨上がりでは活躍してくれると思います。
ただし、ハーフラバーソールを貼るために使用している接着剤は雨(水分)に弱いので、せっかく貼ったハーフラバーソールが剥がれるリスクがあります。
雨の日でも多少履きやすくなる、というイメージの方が良いのかもしれません。
ぜひご参考にしてみてください!