大切な革靴をお手入れしながら、修理しながら長く履く、
そのためにはシュートリーの存在が必要不可欠です。
そこで今回は、シュートリー(シューキーパー)を入れることによって
革靴にもたらされる4つのメリットをご紹介していきます!
メリット1:ひび割れのリスクを軽減できる
革靴を履く上で避けては通れない “履きジワ” 。
シュートリーを入れず、何もせずに放置してしまうと、
シワがどんどんと深くなりひび割れ(=クラック)を起こしてしまいます。
シュートリーを入れ、靴の内側から適度にテンションをかけて
履きジワをしっかりと伸ばすことで、
シワが深く入り、ひび割れを起こすのを軽減することができます。
メリット2:履き口の型崩れを防げる
脱いだ後の靴は、足を入れる履き口が少し広がることがほとんど。
メリット1の履きジワ同様、
放置していると靴が足に馴染み柔らかくなる頃には、
履き口の広がりがさらに進行して脱げやすくなってしまうかもしれません。
かかと部分に吸い付くようにフィットするものを選び、
履き口のシェイプをシャキッと保つことが大切です。
メリット3:クリームの浸透性をアップできる
シュートリーを入れ、履きジワをピンと張った状態にしておくと、
シワが深く入り、ひび割れを起こすのを防ぐだけでなく、
お手入れをする際のクリームの浸透性もアップします。
ホコリ落とし、クリーナーでの汚れ落としの際もシワとシワの間の
細かな部分まで汚れを拭き取りやすくなります。
メリット4:湿度対策もできる
1日に人がかく足の汗はコップ1杯分と言われています。
脱いだ後の靴中には湿気がムンムンとしていることもすくなくありません。
靴内部の湿度は高いままだと、内側の素材が傷む原因にもなります。
木製のシュートリーは
形を整えるだけでなく、靴内部の湿気を吸収して湿度の高い状態を緩和します。
Sarto Recamier
靴の形状に適した立体美を追求し、
さらに機能性の高いシュートリーをご紹介し、その素晴らしさを体感して頂きたい。
そんな思いを実現したシュートリー・シューキーパーブランドが Sarto Recamier(サルトレカミエ)です。
Sartoはイタリア語で「仕立て屋・仕立て人」、
Recamierは歴史上最も美しいと云われた人物名に由来する「歴史上最も美しい靴木型を作る仕立て屋」、という意味を込めて名付けられました。
様々なシェイプの靴に適合するため、
研究しつくした形状、豊富なサイズレンジ、それぞれが特色のある素材に加え、
メイドインジャパンの最高峰シュートリー・中田靴木型製作所の技術とこだわりが凝縮したハンドメイドシュートリー
「NAKADA LAST × Sarto Recamier」
まで、シュートリーの最高峰を目指したブランドです。
かかと部分のシェイプにもこだわって作っているので、
上記で解説した履き口の美しさを保つのにもうってつけです。
英国靴や細身のイタリア靴、ブーツにも合うようにネジ式であったり、
丸みのあるぽってりとしたものに合うようにと
木型別に4種類のご用意があります。
全国のシューケアマイスター工房にお靴をお持ち込みいただくと、
ご自身の靴に合う1台を実際に試着、お選びいただけます。
気になる方は、ぜひお近くの店舗に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
(サイズや種類によっては在庫のご用意がない場合もありますので、
予めご了承ください。)