愛用すればするほど味が出て、愛着がわいてくるのが革製品。
自分好みの色やツヤ出てくると嬉しいものです。
そんなお気に入りの靴も、週1回の着用ペースで2年ほど靴を履きこんでいくと、
革が強く擦れたり、経年変化で色が抜けてしまうなどのトラブルも生じます。
そこで、今回のブログでは、革の擦れや色抜けにも対処できる靴磨き用品をご紹介します。
まずは、履き込んだ靴を綺麗に磨く、7つのアイテムから。
最大のポイントとなるアイテムです。
乳化性クリームと呼ばれるもので、革に栄養を与えツヤを出します。
色付きのものを使えば、革靴の擦れ跡や色抜けを目立たなくすることができるため、履き込んだ靴には必須のケア用品です。
革に優しい水性タイプのクリーナーです。
革の表面の古い靴クリームや汗の塩分を取り除き、新たに塗るクリームの効果を高めてくれます。
靴クリームを新たに塗るときは、必ずセットで使っていただきたいケア用品です。
ステインリムーバーを使うときの汚れ落とし専用のクロスです。
吸水性が高い布で、汚れをキャッチしやすい構造です。
代用する場合は、Tシャツの切れ端などをお使いください。
クリームを塗るための専用のブラシです。
ペネトレィトブラシで色付きの靴クリームを刷り込むことで、布で塗るよりも仕上がりが綺麗になります。
クリームを塗った直後に使う、豚毛のブラシです。
クリームを馴染ませ、ツヤを出すために使います。
柔らかい毛が高密度で植えられたブラシです。ホコリ落としに使います。
仕上げに使うグローブタイプの布です。
手を入れて靴を乾拭きすることで、靴の表面に残った余計なクリームをふき取ります。
それでは、7つのアイテムの使い方をご紹介します。
まずは、馬毛ブラシで全体をブラッシングし、ホコリを落とします。
土踏まずや、カカト周りの溝はホコリが溜まりやすいので、念入りに行います。
次に、指にリムーバークロスを巻きます。
そこにステインリムーバーを取ります。布が500円玉の大きさに濡れるくらいが、1回あたりの適量です。
この量で、靴の片足半分を拭き取ることができます。
革の表面を撫でるように、全体の汚れを取り除きます。
以前に塗った靴クリームがべったり落ちてしまう場合は、2~3周繰り返して靴を拭いてください。
汚れを落としたら、靴クリームを塗っていきます。
ペネトレィトブラシにクリームを取ります。片足あたりの適量は米2,3粒ほどです。
クリームを靴全体に手早く塗り広げます。
つま先やカカトの内側など、擦れや色抜けが目立つ部分は、ペネトレィトブラシの先端を押し付けるようにしてクリームを刷り込んでください。
傷がつかないか心配かもしれませんが、大丈夫です。
こうすることで、クリームの成分が革に定着し、綺麗に仕上げることができます。
ペネトレィトブラシでクリームを塗り終えたら、豚毛のブラシに持ち替えます。
肘から先を大きく動かして、ブラシで靴全体を擦っていきます。
このとき、一定方向でなくいろいろな向きにブラシをかけると、短時間で靴全体にツヤが出ます。
最後に、グローブクロスを手にはめて、靴全体を乾拭きします。
表面に残った余分なクリームを拭き取ることで、サラッとした仕上がりになります。
また、摩擦を加えることでブラッシングした状態よりも、綺麗な光沢が出ます。
向かって右が磨いたあとの状態です。
お気に入りの一足だからこそ、長く大切に履きたいですよね。