靴のつま先を光らせることによって、その表情や存在感をワンランク上の仕上がりにすることができるハイシャイン(鏡面磨き)。
つま先に自分の顔が映るほどの光沢・透明感を持たせることが可能ですが、技術的な難易度は非常に高く、「なかなか上手く光らない」、「失敗して革の表面が荒れてしまった」という経験がある方も多いはず。
また、ハイシャインは熟練のシューシャイナーでも時間のかかる作業でもあり、プロの世界でも
「より透明感や平滑性の高い磨きの技術」が模索されているジャンルです。
ミラーフィニッシャーとは?
今回開発したM.MOWBRAY「ミラーフィニッシャー」。
M.Mowbrayのテクニカルアドバイザーを務める斗谷氏が独自で開発に着手し、光学的な視点で「鏡面膜の内外の光の挙動」を考慮しながら、材料を最適化して実現したハイシャイン(鏡面磨き)仕上げ用ワックスです。
従来のワックスに含まれる「潤滑剤」がワックスの結晶間や膜の表面に残留していると膜に入射した光が散乱し、白く濁ってしまいます。
ミラーフィニッシャーはその残留物を除去する薬品を添加しているので、他では出ない透明感を出す事ができます。
既存の製品で出せる一流のツヤを超え、世界一のツヤを出すためにはどうすれば良いか、と斗谷が日々様々な角度から模索していた中で辿り着いた製品です。
一流の靴磨き職人の鏡面仕上げ
ハイシャインで重要になってくるのは、終盤の「仕上げ」工程です。
この「仕上げ」が上手くいかないと、自分の顔がはっきり映り込むほどの透明度や平面度の高い鏡面にならなかったり、膜の硬度が低いまま仕上がっているために持続性の低い鏡面になってしまいます。
一流の靴磨き職人の技術は以下の点で特に差別化されています。
・表面の平滑性が高い
・膜の透明度が高い
・グラデーションの刻みが細かい
(ワックスによる毛穴の埋め具合のコントロールが細かく、なだらか)
・作業時間が早い
・お客様に渡したあとの鏡面の持続性の高さ
「ミラーフィニッシャー」2つの特長
単に早く光らせる商品であれば、いくつかの商品がすでに存在します。
しかし、「ミラーフィニッシャー」は、そのような商品とは大きく異なる点があります。
①透明感
②平滑性の高さ
が従来のワックスとが異なる点です。
①新次元の透明感
ワックスに含まれる潤滑剤等の成分が原因となって、ワックスの結晶間や表面で光を散乱させてしまうことがあります。
ミラーフィニッシャーは濁りの原因となる成分を入れていないだけでなく、除去する薬品も添加しているため、透明度の高い鏡面膜に仕上げることができます。
乗せて平らにするのではなく、溶かして研磨することで実現可能となった平滑性の高さ
従来の仕上げでは、凹面にワックスを塗り重ねて仕上げていく➕の方向であるのに対して、ミラーフィニッシャーは表面の凸面を溶かして研磨するといった➖の方向に重きを置いた配合にしています。
必要量のワックスが乗った状態から研磨しないと、削りすぎてツヤが引けてしまったりするミラーフィニッシャー特有の扱いの難しさがありますが、
上手に使いこなせば微粒子コンパウンドで仕上げたような平滑性の高い鏡面膜に仕上がります。
既存の製品で出せる一流のツヤを超え、世界一のツヤを出す
この強い思いが込められた「ミラーフィニッシャー」を使用することで、今までハイシャインの仕上げが上手くいかなかった方も、安定して綺麗な仕上がりを実現することが可能になることでしょう。
「ミラーフィニッシャー」のリリースはもう少し先になります。
サンプルが抽選で当たる限定キャンペーンも企画しておりますので、
それまでこちらで詳細をお伝えして参りますので、ぜひご期待ください。