新しい年を迎え、足元を支えてくれる靴を気持ち新たに磨いてあげたいですね!
特に、冬はお肌と同じで革は乾燥もしやすくなりますし、雪や雨に濡れた靴を放置してしまってはコンディションが悪くなってしまいます。
いつも以上にお手入れに気を遣わなければなりません。
靴のお手入れ道具は多岐にわたる
靴のお手入れには、様々な道具を使います。
主なもので靴クリーム、クリーナー、クロス(布)、ブラシ…など。
お手入れの内容や革の種類などによっては、これらに更に道具は追加されます。
このようにお手入れ道具には様々なものがありますが、今回、掘り下げてご紹介シたいアイテムが「ブラシ」です。
ブラシはM.MOWBRAY公式オンライショップで取り扱っているものだけでも、色々なブランドのものが存在します。
その中でも、靴磨き愛好家からの支持が高い「紗乃織刷子(サノハタブラシ)」をご紹介していきたいと思います!
職人のこだわり
「紗乃織刷子」はM.MOWBRAY認定シューケアマイスターがプロデュースしたMADE IN JAPANのブランドです。
毛や植え方、持ち手の形状に至るまで職人のこだわりが詰まっており、非常にクオリティの高いブラシです。
耐久性にも優れており、適切に使用すれば、業務用としてハードに使用しても5年以上はもってくれます。
ブラシの種類
靴磨き用のブラシには、いくつか種類があります。
1|ホコリ落とし用
2|ツヤ出し用
3|仕上げ用
4|起毛皮革用
紗乃織刷子も、上記の目的に応じてラインナップされています。
①ホコリ落とし用ブラシ
最初にご紹介するのは、靴のホコリ(汚れ)を落とすための馬毛ブラシです。
紗乃織 SANOHATAブラシ馬毛 ¥5,280(税込)
ホコリ落としは、一日の役目を終えた靴に必要であるため、馬毛ブラシはお手入れ道具の中で一番使用頻度が高いです。
そのため、毎日の使用に耐えうる、耐久性と機能性が求められます。
このブラシは、上記でも触れました通り、優れた耐久性を持っています。
そして馬の尻尾の毛を使用しており、帯電しにくい性質を持っています。
この性質は重要で、帯電しにくいことでブラシにホコリが残りにくく、対象の皮革製品へのホコリ戻りが少ないのです。
②ツヤ出し用ブラシ
続いてご紹介するのは、ツヤ出し用の豚毛ブラシです。
オーソドックスな革靴のお手入れとして、乳化性のツヤ出し靴クリームを塗布する方法があります。
その際、靴クリームを塗布しただけでは不十分です。
靴クリームの効果を引き出すために、豚毛のブラシを使用し靴クリームをなじませて磨く必要があります。
いかに靴クリームを無駄なくなじませ、ツヤを引き出すか。
それは豚毛ブラシの性能で大きく左右されます。その点、SANOHATAブラシ豚毛は靴クリームのポテンシャルを引き出すためのこだわりが詰まっています。
原毛は中国産の長毛種の豚の毛で、83ミリの規格品を厳選して植毛しています。
適度な反発力で、スムースレザーのツヤ出しや靴クリームを馴染ませる効果が非常に高いです。
造形にもこだわっており、持ち手の形状は縦にブラシを動かしやすいように曲線を描いており、側面にはグリップ力を高めるために窪みが施されています。
持ち手の曲線に反して毛の植え方は「直線揃え」と呼ばれる仕上げによって、毛足の長さが一直線になるよう整えられています。
これによりブラッシングの際、靴への設置面積が広くなり、ムラがなく「面」で磨くことが可能になっています。
耐久性も先述の通り長く使用できるため、使い込むほどブラシの毛が靴クリームを吸収し、次に磨く靴によりツヤを持たせることが容易になっていきます。
靴磨き好きの間では「ブラシを育てる」というふうに表現されることも多いです。
ブラシを育てるためには、耐久性と優れた機能性が必要ですが、SANOHATAブラシ豚毛はそのどちらも高水準でクリアするものです。
③仕上げ用ブラシ
次にご紹介するのは、仕上げ用の柔らかいブラシです。
紗乃織 SANOHATAブラシたてがみ ¥4,950(税込)
このブラシに使われているのは、①と同じ馬の毛なのですが、尻尾ではなく「たてがみ」部分の毛を使用しています。
非常に柔らかな毛質が特徴で、革を傷めることなくお手入れすることが可能です。
そのため、お手入れの最後の磨き上げだけではなく、デリケートな革小物のホコリ落としとしても使用できます。
④起毛皮革用ブラシ
最後はスエードやヌバックといった起毛皮革のお手入れ用のブラシです
紗乃織 SANOHATAブラシ真ちゅう ¥6,930(税込)
起毛皮革は、起毛した毛の間にホコリやチリが入り込むため、①のような馬毛のブラシでは十分にホコリを除去しきれません。
そのため、専用のブラシが必要となります。
SANOHATAブラシ真ちゅうは、ブラシの中央に良質で当たりの柔らかい真ちゅうを使用しており、皮革を傷めることなくしっかりブラッシングを行えます。
更に、真ちゅうの周囲にナイロンの毛を植え込むことで真ちゅうが広がりにくく、長期の使用に耐えうる構造になっています。
馬毛ブラシ同様、使用機会が多いブラシですので、この耐久性は重要なものです。
靴のお手入れ道具は多岐に渡りますが、その中でもブラシは特に重要な道具です。
ブラシ次第で仕上がりが変わるといっても過言ではありません。
だからこそ、こだわりの詰まったMADE IN JAPANの良質なブラシ「紗乃織刷子」をオススメします!
M.MOWBRAY認定シューケアマイスターの店舗では
実際長年使用した「育ったブラシ」をお見せすることもできます。
ぜひ、一度お手に取ってご覧いただければと思います。