たくさんある革靴の素材。
その中でもポピュラーな素材のひとつが「ガラスレザー」です。
表面が樹脂でコーティングされているこの革は、
○ 耐水性・汚れを弾く力が強く、お手入れが簡単
○ 履き始めから強い光沢がある
の2つが特長で「履いたことがある」「1つは持っている」という方も多いのではないでしょうか。
そんなガラスレザーですが、
「樹脂でコーティングされているからクリームが入らない」
「ひび割れ(クラック)が入りやすいイメージがある」
「一度入ってしまったスレ・キズがなかなか消せない」
というお悩みやご相談を頂くことも多いです。
今回は「ガラスレザーの靴を長く愛用するためのお手入れポイント」をご紹介していきます。
ガラスレザーの靴
長く愛用するためのお手入れ
○ ぴったりと合ったシュートリー
○ スレ傷を目立ちづらくするアイテム選び
ガラスレザーの靴を長く愛用する上で大切なポイントは以上の2つです。
上から順番に解説していきます!
ぴったりと合ったシュートリー
前述の通り革表面を樹脂でコーティングしてあるガラスレザーは、ヨゴレや雨水に強い反面、クリームが浸透しづらいことが多いです。そのためクリームとは別のアプローチで、ひび割れ(クラック)を防ぐことが大切。中でもアプローチとして有効なのが「シュートリー」です。
○ 靴をしまっている期間
○ 靴を脱いだ後
は、形のあったシューツリーで履きジワをしっかり伸ばし、屈曲部分のひび割れを防ぐことが大切です。
クリーム選び
ガラスレザーの革表面はツルツルとしており、一般的な「染料」ベースの靴クリームでは
○ 色が上手く乗らない
○ スレや傷がうまく隠せない
等の問題が発生する場合があります。
そのため「染料」ではなく「顔料」を多く含んだ靴クリームを使うのがオススメです。
特にオススメなのが「M.MOWBRAY コードバンクリームレノベーター」。
元は「コードバン」という素材のために作られたクリームですが、顔料を豊富に含んでいるためガラスレザーにも相性が良いです。
ツルツルとした革でも表面にしっかりと定着するので、スレや傷が目立つ場合にはこちらでお手入れすると、状態がきれいなものに戻りやすいです。
また、ワックスをお持ちの方は、靴クリームを塗ったあとに薄くワックスを塗り拡げるのもオススメです。
「ロウ分」と呼ばれるツヤ出しの成分で構成されているワックスは、ハイシャイン(鏡面磨き)に用いられることが多いですが、革表面への定着が良いため、スレや傷が気になるときに使うのもオススメなんです。
アイテムをしっかり選んで、
ガラスレザーを長くきれいに愛用する
いかがだったでしょうか?
○ 耐水性・汚れを弾く力が強く、お手入れが簡単
○ 履き始めから強い光沢がある
という特長から多くの人に愛されるガラスレザー。
ちょっとした工夫でさらに綺麗に履きやすくなるので、
○ ぴったりと合ったシュートリー
○ スレ傷を目立ちづらくするアイテム選び
上記2つのポイントをぜひチェックしてみてください!