M.MOWBRAYを代表する2つのクリーム。
○ M.MOWBRAY デリケートクリーム
○ M.MOWBRAY シュークリームジャー
どちらも皮革の栄養分を補給するクリームとして、
「これから靴磨きを始める」という方から
「すでに靴磨きに慣れ親しんでいる」という方まで、幅広い方々にご愛顧いただいています。
今回は、お問い合わせの多い、これら2つの「違い」を解説していきます!
違い①:展開色
シュークリームジャーは色数が豊富。
約60色もの展開をしており、豊富な皮革の色味にあわせて選ぶことができます。
「スレ、キズを補色したい」
「ぶつけた部分を目立ちづらくしたい」
という方であれば、
「ニュートラル(無色)」
「ブラック(黒色)」
のみの展開であるデリケートクリームではなく、
シュークリームジャーをお選びいただくのがオススメです。
違い②:使用可能なアイテム
デリケートクリームは使用可能なアイテムの豊富さが特長。
革靴はもちろん、
・バッグ
・お財布
・ソファ
・レザージャケット
など、さまざまな革製品にお使い頂くことができます。
これは、デリケートクリームがシュークリームジャーに比べて、
「油分」「ロウ分」をすくなめに、「水分」を豊富に含むクリームだからこそ。
シュークリームジャーがベタつきやすいわけではありませんが、
「水分」を豊富に含むデリケートクリームは特にサラッとした仕上がりで、
ベタつくことが無いため、手で触れる機会の多い革製品にも使いやすいです。
違い③:仕上がり
シュークリームジャーとデリケートクリームの仕上がりの一番の違いは「光沢感」。
「水分」「油分」「ロウ分」をバランス良く含むシュークリームジャーは、
ドレスシューズにぴったりな仕様で、皮革の持つ自然な風合いを生かした光沢を出すことができます。
デリケートクリームは「水分」に特化している分、「マット」な仕上がり。
○ レディースシューズ
○ レザースニーカー
○ ブーツ
など「光りすぎてると困ってしまう」という靴に相性が良いです。
それぞれのクリームは併用できる?
「デリケートクリーム、シュークリームジャーは併用できる?」
コチラもよくお問い合わせを頂くご質問ですが、併用は可能です!
画像のように極端な乾燥・退色が見られる靴は、
①デリケートクリームを塗る
②豚毛ブラシでかるくブラッシング
③シュークリームジャーを塗る
④豚毛ブラシでブラッシング、から拭きして仕上げ
の順番で併用すると、「シミ」や「ムラ」を作らずに状態を戻しやすいです。
デリケートクリームはその名の通り、「デリケートな革素材」に向けて作られたクリーム。
「油分」をごく少量にとどめることにより、
ソフトで、吸い込みがよく、シミになりやすい皮革でも安心して使えます。
○ 長期間放置し、栄養補給をしていなかった
○ 皮革用石鹸などを用いて丸洗いしたあと
など、これらの状態の皮革は吸い込みが良すぎるあまり、
「油分」の多いクリームをいきなり使ってしまうと、
「シミ」や「ムラ」になってしまうリスクが高くなってしまいます。
このデリケートクリームを下地的に塗り込んでおくことで、
皮革の吸い込みを適度に抑え、「シミ」や「ムラ」のリスクを軽減することができます。
また、靴が特別乾燥していなくても、上記の順序通り2つのクリームを併用すると、
・デリケートクリームにより革の繊維がほぐれてシュークリームジャーの乗りがよくなる
というメリットもあります。
○ デリケートクリーム
○ シュークリームジャー
を単体で使用するよりも、より良く栄養分を浸透できるため、
革のコンディションもアップし、靴が長持ちしやすくなります!
まとめ
いかがだったでしょうか?
どちらも幅広いシューケア・レザーケアファンに愛されるアイテムですが、
実は細かなポイントで違いや特長があります。
下記に具体的な使い分け方も記載しておりますので、
気になった方はぜひチェックして、日頃のお手入れにお役立てください!
デリケートクリームがオススメなタイミング
・シミになりやすく、ソフトな皮革
・バッグ、お財布、レザージャケット等の革製品
・光沢は控えめに、マットに仕上げたい靴
・乾燥した皮革に色付きのクリームを塗る前
シュークリームジャーがオススメなタイミング
・色付きの靴のお手入れ
・ドレスシューズのお手入れ