「靴磨きには汚れ落としが必要不可欠!」
常日頃、我々がお客様にお伝えしていることです。
靴磨きをこれから始めたいという方も、なんとなく耳にしたことがあるかもしれません。
そんな汚れ落とし、なぜ必要なのでしょうか?
今回はその理由を詳しく解説していきます。
靴磨きに汚れ落としが必要な理由
①クリームの浸透性を確保する
②クリームの厚塗りを防ぐ
靴磨きに汚れ落としが必要な理由は、大きく分けて以上の2つです。
順番に解説していきます。
①汚れを取り除き、クリームの浸透性を確保する
地面に一番近いところにいる靴は、衣類と比べ汚れが付着することも多いです。
靴についた汚れは見栄えを悪くしてしまうだけではなく、
新しく塗るクリームの浸透性を下げてしまいます…。
そのため、靴のお手入れを始める際には、
まず「靴の汚れ」を取り除き、クリームの通り道を確保しなければなりません。
②クリームの厚塗りを防ぐ
「靴磨きといえば ”靴クリーム” 」という方も多いかもしれません。
実際、靴クリームを塗ってブラッシング、から拭きすればツヤも出ますし、
革に必要な「栄養分」も入っています。
しかし、靴にとって良いとされる靴クリームも、
塗り重ね続け「厚塗り」の状態になってしまうと革の柔軟性を損なってしまいます。
これは、
○古いクリームが固くなり、割れてしまう
○新しいクリームによる革への柔軟効果を、古いクリームが阻害してしまう
ことが原因です。
これを放置してしまうと…
画像のようにひび割れ(=クラック)の原因となってしまうこともあります…。
こうなってしまうのを防ぐべく、靴磨きの際にはクリーナーを使用し、
「汚れ」だけでなく「前のお手入れで塗ったクリーム」を取り除き、リセットすることが重要です。
革靴の汚れ落としに最適なアイテム
「M.MOWBRAY ステインリムーバー」
・スモール 60ml
・レギュラー 300ml
・ラージ 500ml
革靴専用の汚れ落とし用アイテムです。
軟水をベースにした「水性タイプ」なので、
「目に見える革の表面に溜まった汚れ」に加え、
○革の中に浸透してしまった汚れ
○前のお手入れで塗った古いクリーム
○汗の成分
などの「チューブタイプ」「ローションタイプ」とは違い、
「目には見えない革の内部に溜まった汚れ」も落としやすいです。
・革表面に残った汚れ
・革の毛穴に詰まってしまった古いクリーム
が落ちると、革はお化粧で言う「すっぴん」に近い状態となります。
一度この「すっぴん状態」にしておくことで、新たに塗る靴クリームの浸透性が上がり、
「栄養」や「光沢を出すための成分」など、
靴クリームの持つパフォーマンスを最大限発揮できるように。
靴の見栄えも保ちやすくなります!
「ステインリムーバー」を含む、
革靴の基本的なお手入れ方法は、YouTube動画でもチェックできます。
汚れ落としの具体的な方法も含め、2分ほどで全行程が見られます。
ぜひチェックしてみてください!