前回の記事で紹介した革靴におけるシューツリー(=シュートリー、シューキーパー)を入れる5つのメリット。
「脱いだ後に入れるだけ」ではありますが、それだけで革靴にとって長持ちするポイントがあります。
そんなシューツリーは、靴にぴったりとフィットしていないと、うまく効果を発揮することができません。
今回は、形の合ったシューツリーを見極める、3つのポイントを解説していきます!
形の合ったシューツリーを見極める、3つのポイント
- 甲部分の厚み
- 甲部分の幅
- カカト部分のフィッティング
靴にとって欠かせないシューツリーは、以上の3つのポイントを押さえることで、ぴったりと合ったものを選ぶことができます。
順番に、各ポイントを細かく解説していきます。
1. 甲部分の厚み
シューツリーを靴に入れた状態で甲部分を上から押して、
空間のゆとりによる、”凹み” や “たゆみ” が無ければこのポイントは大丈夫です。
シューツリーを入れ、革がピンと張った状態をキープすることで、靴を履いていないときは履きジワをしっかり伸ばし、
お手入れをする際のクリームの浸透性や、汚れ落としの効果もアップします!
2. 甲部分の幅
1.の厚み同様、横幅も革がピンと張った状態をキープすることが重要です。
こちらも、シューツリーを靴に入れた状態で再度を指で押し、フィット感を確かめます。
3. カカト部分のフィッティング
意外と見落としがちなのが、このカカト部分。
この部分は右の画像のように、上から見たときに吸い付くようにぴったりとフィットしていれば大丈夫です。
ローファーやスリッポンなど、シューレース(=靴ひも)がなく、カカト部分のフィット感が強く求められる靴では、特に重要なポイントです。
3つのポイントを抑えるシューツリー
・Sarto Recamier 100-EX
・Sarto Recamier 200-EX
・Sarto Recamier 300-EX
・Sarto Recamier 400-EX
紹介してきた3つのポイントですが、靴によって木型やそのシルエットは様々。
写真にあるSarto Recamier(サルト レカミエ)シリーズは、数多ある革靴の木型にフィットする一本が見つかるよう、4型を展開しています。
Sarto Recamier シリーズのシューツリーは、
履き心地はもちろん、靴本体のシルエットを保つためにカカト周りの絞られた木型を採用しています。
・木型がフィットするかが不安
・一度実物を確認したい
という方は、当ホームページ TOP、下部に記載されているマイスター在籍の工房まで靴をお持ち込みいただければ、最適な一対をお見立てすることが可能です。
(靴、モデルによってはお取り寄せとなる場合がございます。予めご了承ください。)
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