梅雨のシーズンですが、今年は空梅雨なのかあまり雨が降っている様子はありませんね。でも、湿度は梅雨にふさわしく、連日じめじめムシムシしています。
そんな天気が続くと増え知らない間にカビが生えていることも・・・
本日は、湿気から発生しやすいカビの除去方法を紹介します。
カビの除去方法
風通しの良い場所でマスク着用のうえ行ってください。
１．靴の表面にモールドクリーナー振りかけます
表面が湿るくらい満遍なく湿らせます。
その後、布地でモールドクリーナー拭き取ります。強く擦るのではなく、滑らすように作業します。使用した布は菌が大量についているので廃棄をおすすめしています。
除菌方法
付着した菌を拭き取り、再度表面にモールドクリーナを振りかけます。
１．表面のカビを除去したら、再度カビクリーナーを全体に振りかけます。
除去後に再度吹き付けることで除菌効力が高まります。その後は、屋外で陰干しします。
除菌後クリーニング
革に適した洗剤を使用し水洗いを行います。
１．半日ほど乾かしたら、靴を水洗いします。
皮革表面に残った汚れとカビをしっかり洗い流します。今回はスムースレザーで使用できるサドルソープを使用し作業しています。
２．サドルソープをブラシに付けて、円を描くように靴全体を洗います。
洗い終わりましたら、濡れた布地やタオルなどで拭き取り最後に乾拭きします。
クリーニング後の乾燥
濡れている革を乾かします。
１．水分を含んだ革は柔らかくなっているので
サイズの合ったシューツリーを入れ、風通しの良い日陰で乾燥させます。乾かす日数は季節にもよりますが2～3日を目途に乾燥させます。乾かす際は、靴底を浮かせて乾かすことをおすすめします。
２．乾燥中、1日に１回程度、モールドクリーナーを全体に吹き付けます。
数回繰り返すことでカビの発生を予防してくれます。
仕上げ
クリームを塗りブラッシングして仕上げます。
１．全体のホコリを落とし、クリームを塗り保湿していきます。
はじめはカカト部分から、クリームを馴染ませ靴全体に薄く塗り広げ仕上げてください。
★ポイント★
クリーニングによって表面の汚れがさっぱり落ちています。まずは、デリケートクリームを塗って保湿した後、色付きの乳化性クリームで仕上げると柔軟に綺麗に仕上がります。
