靴を履くとき、靴べらを必ず使っていますか?
大切な靴を長く綺麗に履くためには、靴べらは必須のアイテムです。ちょっと無理をすれば、靴べらを使わずに靴を履くことはできます。ですが、そのちょっとの無理の積み重ねが、靴の寿命を縮めてしまうのです。
靴べらは靴を守るために使う
靴のかかとには、表革と裏革の間に「ヒールカウンター」という芯材が入っています。
(ヒールカウンターが入っていない靴もあります)
ヒールカウンターは、かかとを固定し、安定した歩行のサポートをしてくれます。靴べらを使わず、無理やり足を押し込むように履いてしまうと、この芯材ごと靴を潰してしまいます。
一度形が崩れてしまった靴は、シュートリーを入れても元には戻りません。
このような事態を避けるために、靴べらは必要なのです。
靴べらを使って、正しく靴を履く
それでは、靴べらを使った靴の履き方をご紹介します。靴べらの使い方にもポイントがありますので、以下の流れを覚えていただければと思います。
その1
紐がついた靴の場合、紐を緩めた状態にします。
その2
靴べらを、靴のかかと内側部分に当てます。
このとき、靴べらの先端を靴に押し付けないようにご注意ください。
靴のインソール(かかとの裏が触れる部分)を傷めてしまう恐れがあるからです。
その3
足を靴のなかに滑り込ませます。
(ここから先の紐靴の履き方は、こちらのブログをご覧ください)
一つ持っていると安心な携帯靴べら
日常で靴を脱ぐ機会は、意外と多くあります。座敷のある飲食店、旅館やホテル、病院など。ご職業によっては、一日に何回も靴を脱ぎ履きする方もいらっしゃると思います。出先で備え付けの靴べらが無かったときのために鞄や上着のポケットに携帯用靴べらを一つ忍ばせておくと安心です。
弊社の携帯用靴べらの一例です。機能性だけではなく、デザインや素材に特徴ある靴べらをラインナップしています。「靴を大切に履いてほしい」との願いを込めて、プレゼントするのも良いと思います。
靴べらを使って靴を履く方が、少しずつでも増えてくれれば嬉しいです。