Paraboot(パラブーツ)は、100年以上続くフランス屈指の老舗シューズブランドです。
パラブーツが展開するモデルに多く使われているのが、“フランスの宝石”とも称される、ブランドオリジナルの「リスレザー」です。
パラブーツのリスレザーを、動物のリスの革を使ったものだと思っていませんか。
今回は、「一体リスレザーが何なのか?」をご説明していきます!
リスレザーはリス🐿の革ではない
リスレザーとはどのようなレザーなのでしょうか?
リスレザーのリスはフランス語でスムースレザーのことです。
正式名は「LIS WAXI LETHER」です。
この革は非常に多くのオイルを含ませたカーフで、一般的な皮革よりも撥水性に優れています。
また劣化しにくいというメリットもあります。
長年履きたいと思っている方にはぴったりですね。
オイルドレザーとは違うの?
オイルドレザーとリスレザーは違うの?という疑問をもたれるかもしれません。
ではオイルドレザーとリスレザーはどのような違いがあるのでしょうか?
オイルドレザーは液体になります。
なので蒸発してしまい、いずれ撥水効果がなくなってしまいます。
一方、リスレザーは蝋(ロウ)です。
固形状態だと変化がない(熱を加えると液状になります)ため、水に濡れても蒸発せず、撥水効果が継続します。
しかし蝋は寒いと固まるので、履いた時に硬く感じる場合があります。
履いていると体温で徐々に馴染むので神経質になる必要はありませんが、
気になる場合は革への浸透性が高い、クリームナチュラーレもおすすめです。
長年履き続けるほどに独特の風合いが出てくるリスレザー。
経年変化をぜひお楽しみください。