シューキーパーは種類が色々とあり、どの靴にどのシューキーパーが合うのか、悩んでしまいますよね。
今回はローファーのシューキーパー選びについて、合わせるときに見るべきポイントをお伝えしていきます!
シューキーパー/シュートリーの入れ方
まず最初に、靴へのシュートリーの入れ方をご紹介します。
こちらのローファーに、シュートリーをセットします。
セットするシュートリーは、サルトレカミエのSR300EXです。
SR300EXはネジ式と呼ばれる構造のシュートリーです。
金属製のツマミ回すことで、つま先のパーツとカカトのパーツとの間隔を調整することが可能です。
ネジ式のシュートリーは、靴の履き口(足を入れる部分)を必要以上に伸ばしてしまう心配がないので、ローファーに合わせるシュートリーとしておすすめです。
その1
最初はつま先のパーツとカカトのパーツの間隔は、一番狭い状態にします。
その2
シュートリーの外側を少し下に傾けながら、靴の中に差し込みます。
こうすることで、余計な力を入れなくてもシュートリーを靴に滑り込ませることができます。
その3
シュートリーの先端部分を、靴のつま先部分まで差し込みます。
その4
シュートリーのカカト部分を押し込みます。
シュートリーのカカト部分を手で軽く押して靴の中に入れば、良い力加減、バランスです。
もしここで手で押さなくても、シュートリーのカカト部分が靴の中に入ってしまうようであれば、靴の形を整える力が十分に働いていません。
一度靴から取り外して、ネジを調整します。
つま先のパーツとカカトのパーツの隙間がゼロの状態から、3ミリほど開いた状態でネジを締めて固定します。
その後、その2〜その4の流れをもう一度行います。
これでシュートリーのセットは完了です。
この状態でシュートリー形状が靴に合っているかをチェックします。
このシュートリーは、この靴に合っているのか?
シュートリーの形状が靴に合っているか、見るべきポイントは3点です。
1.指の付け根部分
2.甲部分
3.カカト部分
最初に1.と2.をチェックします。
靴の指の付け根周辺と、甲の部分を手で押してみます。
靴とシュートリーの間に隙間がなく、ピンと張っていれば問題ありません。
手で押したときに、ペコっと隙間を感じるようであれば、靴の形を整える力が足りていません。
別の形状のシュートリーを試してみる必要があります。
次に3.カカト部分のチェックです。
靴とシューキーパーのカカト部分の大きさが合っているかを見ていきます。
靴に対してシューキーパーのカカト部分が大きすぎると、靴の形を歪めてしまうので注意が必要です。
この画像のように、靴の履き口(足を入れる部分)の両サイドがピンと張っていて、カカト周りが綺麗な曲線を描いていればOKです。
この3つのポイントをクリアできていれば、靴とシュートリーの相性はバッチリです。
迷ったときはご相談を
シュートリーは靴の形を整え、靴を長持ちさせるために欠かせないアイテムです。
しかし、靴と相性が悪いシュートリーは、靴に余計な力をかけて型崩れを起こしかねません。
直接靴を持ち込んでのご相談もできますので、迷った際にはお近くの工房でご相談されてみてはいかがでしょうか。