スエードの中でもネイビーは、色の特性上なのか紫外線などの日焼けを含め、非常に色抜けしやすい特徴があります。
元のあの濃さに戻したい…!そう思っている方も多いのではないでしょうか。
今回はスエードのトラブルの中でもネイビースエードのお手入れについて、お伝えしていきます!
保湿と補色
元の色に近づけたい!と思うときに大事なポイントは2つ。
「まずは、汚れを落としてから補色の作業を開始する」
スエードに限らずですが、下準備は重要です。
汚れの上に補色をしてもキレイに仕上がりません。
これにはスエードクリーナーがおすすめです。
防水スプレーなどが付着したままでは色入れも弾かれてしまうので、スエードクリーナーでしっかりと毛についた汚れを落とします。
「色入れだけに囚われないず、保湿も必ずセットで」
色を早く入れたい、と思ってしまいますが、補色の前に、まず保湿をしてあげます。
革の状態を整えてあげるだけで、色ムラが起きにくくなります。
これには、スエードヌバックトリートメントがおすすめです。
軽度な色褪せであれば、スエードヌバックトリートメントを使用するだけでも色戻りを実感できるはずです。
【色入れをする】
スエードカラーダイムリキッドで補色をする際のポイントは、ネイビー部分以外は必ず色が付かないようにマスキングテープなどを貼ってガードすることです。
気軽にポンポン塗ってもOKなのですが、本気で隅から隅まで色を入れたいときはマスキングテープはマスト。
白いソールにネイビーカラーが付くと、意外に落ちません。
スポンジのソールは色を吸い込んでしまいます。
スニーカー系は特におすすめします。
ドレスシューズであれば、マスキングテープをするほどの事はないかもしれません。
ただステッチが白い糸で入っていたりするデザインもあるので、そこは注意してください。
より細かく作業したいときは、綿棒などをスエードカラーダイムリキッドのスポンジに付けてから細部を補色したり、細めの筆を使用するのもおすすめ。
ネイビーは色が抜けやすい反面、その色もまた入りやすいので、根気よく細部まで塗りこめば元の色に近づけることが可能です。
色褪せで履くのが遠ざかっていた靴があれば、ぜひチャレンジを。