バケッタレザーとはイタリアで何世紀も受け継がれている独自製法、「バケッタ製法」で作られている革。
今回ご紹介する靴はバケッタ製法で作られているかは定かではないので、
バケッタ風レザーと呼びます。
今回は珍しい素材、バケッタ風レザーの靴のお手入れ紹介をしていきます!
オイルバケッタとは
昨今ではスエードのような起毛素材をオイルで潰している素材を、オイルバケッタと呼ぶことが多いように感じます。
オイルの抜け(乾燥)が進むと元の起毛感がところどころ出てきたり、色味にムラが出てきます。
これはこれで味が出て良いのですが、乾燥しすぎてしまうとひび割れなどの不安も。
乾燥しすぎる前に油分補給が必要です。
作業手順
まずはこちらを塗っていきます。
布などで塗るよりもペネトレィトブラシを使用した方が毛の奥までしっかり塗り込めます。
右足が塗布後です。
しっとりとして色味も入れたので黒さが際立ちます。
もうひと手間
これで完了しても良いのですが、油分をさらに逃げにくくするために、もうひとつクリームを塗りたいと思います。
天然のミツロウを主成分とするこのオイルを最後に薄く全体に塗って完了させます。
オイルで蓋をするイメージ。
名前はオイルですが、仕上がりは比較的サラッとしているのでベタついた仕上がりにはなりません。
これで完成です。
もしお手持ちの靴で革の雰囲気が近いものがあれば、こ参考になれば幸いです。