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ドクターマーチンをピカピカに磨く


ボリュームのある丸いつま先、ツルっとした光沢がある革。
半透明のグレーの靴底、その側面にはザクザクと縫われたミシンステッチ。

イギリスのブランドDr.Martens(ドクターマーチン)の靴です。
この靴、確かによく見かけるな、と共感していただける方もいらっしゃると思います。

今回のDr.Martensのお手入れについてご紹介していきます!



街のなかで目にする機会が多いだけあって、ドクターマーチンの靴の磨き方、お手入れ方法についてのご相談を承ることが増えています。
ドクターマーチンの靴に使われている革は、光沢が強いツルっとしたものが多いです。
これは、ガラスレザーと呼ばれる種類の革を採用しているためです。

ガラスレザーは動物の皮膚(主に食肉用の牛の皮)を革へと加工する工程で、その表面を樹脂などでコーティングされています。

そのコーティングのおかげで、雨に強く、手軽に光沢を出せる素材です。

ガラスレザーには、この一本


ガラスレザーの基本のお手入れは、非常に簡単で数分で終えることができます。
万能レザーローション、M.MOWBRAY PRESTIGIO クリームエッセンシャルを使います。


ガラスレザーは表面を樹脂でコーティングしている素材ですので、雨などの水分を弾く性質があります。

水分を弾くということは、一般的に革靴の栄養補給で用いられる靴クリームは浸透しにくいです。

そこで、クリームを染み込ませるのではなく、曇ってしまった表面を拭いて光沢を取り戻してあげることが、ガラスレザーのお手入れの基本となります。

ローションタイプのクリームエッセンシャルは、伸びが良く、汚れ落とし効果を持っているうえ、光沢を出す力もあります。

ガラスレザーのお手入れには最適の一本なのです。
では実際に使ってみましょう。

最初に表面のホコリを落とす


まずクリームエッセンシャルを塗る前に、馬毛ブラシで、靴の表面に付着したホコリを落とします。

馬毛のブラシは、適度な柔らかさの毛が高密度で植えられているため、細かな部分のホコリもしっかり落とすことができます。


向かって右側のみ、馬毛のブラシをかけました。
ブラッシングだけでも、ある程度は綺麗になりましたね。

このブラッシングを靴を脱いだあとの習慣にしていただくと、綺麗な状態を維持しやすくなります。

汚れを落とし、ツヤを出す


次にガラスレザーについた汚れを落とし、ツヤを出します。
クリームエッセンシャルを、指に巻いた布に取ります。片足あたりの適量は、真珠1粒分ほどです。


汚れがこびりついた部分以外は力を入れる必要はありませんので、クリームエッセンシャルを一気に靴全体に広げます。
この時点で多少の塗りムラがあっても問題はありません。

表面を拭き取りつつ、クリームエッセンシャルを全体に伸ばしたら、豚毛ブラシに持ち替えます。

豚毛ブラシは、少し硬い毛が植えられています。この硬さを利用して、靴の表面に乗っているクリームエッセンシャルを靴全体に薄く均一に伸ばします。

豚毛ブラシをかけた状態がこちらです。


いかがでしょうか?ここまでにかかった時間は2~3分です。
両足で約5分と、こんな短時間でガラスレザーのお手入れは完了します。

普段のお手入れはここまでで十分です。
ぜひお気に入りのDr.Martensをお手入れしてみてください。

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