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塗り重ね厳禁!汚れ落としの重要性


靴磨きの工程の中で重要な汚れ落とし。
この工程を怠ると、ツヤが出にくかったり、表面がべたつくといったトラブルが起こります。

特に、汚れ落としをしっかり行わないままクリームを塗り重ねていくのは革の通気性を損なったり、塗り重ねたクリームの層が割れてきたりと、革にとって悪影響を及ぼします。

今回は、汚れ落としと、その後のお手入れについてご紹介していきます!


一見キレイに手入れをされているシャンボードですが、少しフロント部分を指で軽くなぞって見ると、


これは古いクリームが取り切れず、クリームが上塗りされた状態でクリームの層ができてしまっています。

クリームを塗り続けている革靴は、クリームの成分が革の通気性を損なってしまっており、良いコンディションとは言えません。

そこで活躍するのがステインリムーバーです。




ステインリムーバーは、以前塗った古い靴クリームをリセットすると同時に、靴が吸ってしまった汗による塩分汚れにもアプローチできる液体タイプの汚れ落としです。

軟水をベースにしているため、革にも優しいのが特徴です。


【使い方】


布にしっかりステインリムーバーを染み込ませ、全体的に拭き取っていきます。
強くこするのではなく、優しくなでるように拭き取るのがポイントです。


【仕上げ】

古いクリームを取り除いたら後は新しくクリームを塗り、通常のお手入れで仕上げていきます。

革靴に塗るクリームの適量は、片足あたり米粒2、3粒ほどです。
この量のクリームを、布や専用ブラシを使って大まかに塗ってから、豚毛のブラシで靴の表面を一気に擦ります。
これで革靴は十分綺麗になります。

革靴を4〜5回履いたら1回のペースでクリームを塗っていれば、革の乾燥も心配ありません。
もし、米粒2、3粒で足りないとき(=塗りムラが出るとき)は、米粒半分ほどの量を塗り足してみてください。


「新しく靴クリームを塗るときは、必ずセットでクリーナーを使う」
と覚えておいていただければ、間違いありません。

適量を守っていても、靴クリームを塗り重ね続けるのは得策ではありません。
数回クリームを塗り重ねても、すぐに革靴にトラブルが起こることはありませんが、マメにクリーナーで拭いておけば安心です。

革靴の良いコンディションを保つためにステインリムーバーのご使用をおすすめします。



M.モゥブレィブランドのシューケアプロダクツはプロのシューファクトリーやシューブランド、靴愛好家の方々から数多くの支持を得ているシューケア(靴手入れ)のトップブランドです。 M.モゥブレィブランドの代表的な商品であるデリケートクリーム、アニリンカーフクリーム、シュークリーム等はイタリアにおける皮革タンナーや靴メーカーの聖地の一つであるトスカーナ州の古いファクトリーで作られています。 製造は大型の機械で大量生産が主流の現代では珍しい、熟練の職人による頑固なまでのハンドメイド的製法を堅持して、欧州の靴クリーム作りの伝統と品質を現代に受け継がれています。また、プロユースで評価が高かった皮革用石鹸、ソール用クリーム、コバ用クリームなどを一般商品化し、さらに日本のファクトリーにて独自製法で開発したステインリムーバーやモールドクリーナーなどをラインナップに加えるなど、品質、伝統、革新をおこなうシューケアブランドとして、M.モゥブレィブランドのシューケアプロダクツは日々進化し続けています。M.モゥブレィプレステージは上質な天然成分を使用したM.モゥブレィの最高級レザークリームブランドです。