BLOG ブログ

豚毛とナイロン(化繊)のブラシ、その違いは?


靴磨きに欠かせないアイテムのひとつである「ブラシ」。中でも、ツヤを出すためのブラシは靴磨きの仕上げにおいて重要な役割を担っています(基本的な靴磨きの方法はコチラ)。

今回のブログでは、
そんなブラシの中でも「違いが分からない」とお声の多い

・豚毛
・ナイロン(化繊)


2つについて、違いを解説していきます!

豚毛とナイロン(化繊)のブラシ、
その役割は?違いは?


違いが分かりづらい「豚毛」と「ナイロン(化繊)」のブラシですが、実は役割は同じ。靴クリームを塗ったあと、革になじませてツヤを出すために使います。

その違いは、

・新品の際にツヤが出やすいか
・長く使い続けられるか(=耐久性)
・価格帯


の3つにあります。

「そもそも各ブラシはどんな特長があるの?」という方のために、2つのブラシの特長について解説していきます。

豚毛の特長


豚毛ブラシの特長は

・クリームを毛が吸い込んで育つ
・毛が丈夫で長く使うのに適している
・価格帯が様々


という3点です。


まず、豚毛を使用しているブラシの毛先には使い込むごとにクリームが付着します。これにより、付着したクリームによりツヤが出しやすくなっていくんです。このことを「ブラシが育つ」と言います。

この育ったブラシであれば「多少のスレ」「色抜け」が起こっても、クリームを塗らずにブラシだけで状態を良くすることができます。また、クリームを使ってお手入れをするときも、ツヤが出るまでの時間が短くなります。

ただしブラシを育てるためにはお手入れを数回繰り返す必要があります。そして育ってない新品状態のブラシでお手入れをした場合は「ツヤが出にくい」というデメリットも存在します。


一方で「毛が丈夫で長く使うのに適している」というのもメリットのひとつ。

豚毛は毛の一本一本が太く、コシがあります。
そのため、長く使っても毛が潰れたり、ひしゃげたりすることが少ないです。

前述の通り、育った後も長く使うことができるんです。


そして「様々な価格のモデルが存在」するのも豚毛ブラシの特長のひとつ。1,000円前後のリーズナブルなモデルから、10,000円以上するものまで、同じ豚毛ブラシでも様々な価格のものが存在します。

特に高価格帯に多い「手植え」のブラシは職人が手作業で作っており、毛が抜けづらく丈夫です。そのため育った後も、靴と共にずっと愛用することができる「一生物」としての人気があります。

ナイロン(化繊)の特長


ナイロン(化繊)の特長は

・新品の状態からツヤが出やすい
・長く使うのには向いていない
・おおよそ価格がリーズナブル


という3点です。


化学繊維であるナイロンのブラシは、靴クリームが毛先にたまりづらいです。そのため「長く使ってツヤが出やすくなる」という豚毛における「ブラシが育つ」がありません

しかし、ナイロンの繊維は最初から詰まっている分、新品時の使い始めからツヤが出やすいです。そのためシューケアを簡単に、手早くおこないたい方にはうってつけなのです。


ただし、ナイロンは豚毛に比べるとすこし柔らかく、長く使い続けると毛が曲がったり、ひしゃげたりしてしまうことも。

ブラシが育たないこと合わせ、「ずっと使い続ける」「高頻度で靴を磨くのに愛用する」という点においては豚毛ブラシのほうが向いていると言えます。


そして、価格帯がリーズナブルなことも特長のひとつ。当「M.MOWBRAY公式オンラインショップ」で取り扱いのあるナイロンブラシは、一番高いものでも1,000円台ですので、安価で手に入れやすいんです。

使い始めからツヤが出やすいことも相まって、コストパフォーマンスは抜群。そのため「必要なときに、必要なだけ靴を磨く用途でほしい」というときにはピッタリなんです。

また、色ごとにブラシを分けるために買い足す用途にもオススメです。

各ブラシは、
こんな方にオススメ

豚毛ブラシがオススメな方

・靴磨きが好きで、趣味として長く愉しみたい方
・良いものを長く愛用したいという方
・黒や茶など特定の色の靴を多く持ち、ブラシが育ちやすい環境がある方

ナイロン(化繊)ブラシがオススメな方

・使い始めからよくツヤが出るブラシを探している方
・長く続くかは不安だけど、とりあえず靴磨きを始めたい方
・1色だけブラシを分けたいときに、使いやすいブラシを探している方

豚毛ブラシを選ぶならコレ


・靴磨きが好きで、趣味として長く愉しみたい
・良いものを長く愛用したい

という理由で豚毛ブラシをお探しであれば「SANOHATA BRUSH × M.MOWBRAY」シリーズがオススメです。


オススメの理由は「品質」「価格」のバランスが優れている点にあります。

・日本国内で生産しており、毛が抜けづらく丈夫
・植えてある豚毛のコシ/ハリ/長さを、靴磨きに最適なものにしている
・持ち手には溝が掘ってあり、握りやすい
・持ち手の木から水を抜いているため、ブラシ本体が軽い


と、これだけのこだわりが詰まっていながら、税込で5,000円を切る価格なんです。前述の通り、豚毛ブラシの中には10,000円以上のモデルもあるため、

「ブラシにこだわりたいけど、10,000円台のブラシはハードルが高い…」
「そこそこの値段のもので、ブラシが育つ感覚を味わってみたい」

という方には、特にオススメなんです!

ナイロンブラシを選ぶならコレ


・使い始めからよくツヤが出るブラシを探している
・長く続くかは不安だけど、とりあえず靴磨きを始めたい

という理由でナイロンブラシを検討中の方には「プロブラシ」シリーズがオススメです。


オススメの理由は「コストパフォーマンスが高い」という点。

・サイズが大きく、ブラシをかけやすい
・毛足が長いのでブラッシングした際にツヤが出やすい


という強みがありながら、税込で1,100円という価格でお買い求めいただけます。そのため、

「リーズナブルでも、そこそこ使いやすいものを探している」
「靴を磨く頻度が低いので、ブラシが育つかが不安」

という方には、特にオススメなんです!

・豚毛/ナイロン製ブラシのそれぞれの特長
・ご自身がブラシを使う頻度や目的


等を踏まえて、素敵なブラシを選んでみてください!


M.モゥブレィブランドのシューケアプロダクツはプロのシューファクトリーやシューブランド、靴愛好家の方々から数多くの支持を得ているシューケア(靴手入れ)のトップブランドです。 M.モゥブレィブランドの代表的な商品であるデリケートクリーム、アニリンカーフクリーム、シュークリーム等はイタリアにおける皮革タンナーや靴メーカーの聖地の一つであるトスカーナ州の古いファクトリーで作られています。 製造は大型の機械で大量生産が主流の現代では珍しい、熟練の職人による頑固なまでのハンドメイド的製法を堅持して、欧州の靴クリーム作りの伝統と品質を現代に受け継がれています。また、プロユースで評価が高かった皮革用石鹸、ソール用クリーム、コバ用クリームなどを一般商品化し、さらに日本のファクトリーにて独自製法で開発したステインリムーバーやモールドクリーナーなどをラインナップに加えるなど、品質、伝統、革新をおこなうシューケアブランドとして、M.モゥブレィブランドのシューケアプロダクツは日々進化し続けています。M.モゥブレィプレステージは上質な天然成分を使用したM.モゥブレィの最高級レザークリームブランドです。