本格的に気温が上がってくるにつれて活躍することが増える「サンダル」。定番になっているのがドイツのブランド、「ビルケンシュトック」ですね。
コルクを利用したフットベッドは履く人の足に合わせて沈み込んでくれる上、表面に足あたりの良いスエードを使用しているため履き心地も抜群。
一度履いてみれば、その人気の理由がはっきりと分かること間違いなしです。ただ、そのフットベッドにも一つだけ、頭を悩ませられることが…
それはずばり、「足指の跡が黒ずみになって定着してしまう」こと。汗や皮脂が染み込むことが原因で起こってしまうこの「黒ずみ」。
履いて行く上で仕方ないこととは言え、脱いだ時に目立ってしまい、ちょっと恥ずかしい思いをしたこともある方も多いのでは。
そんなビルケンの黒ずみも、今日からはもう心配ご無用。今回は黒ずみを目立たなくするお手入れをしてみました!
使用するアイテム

・M.MOWBRAY プレステージ ナチュラルフレッシュナー
ビルケンシュトックのフットベッドをきれいにする方法
1) 洗う作業の下準備として、濡らしたタオルでフットベッドのスエード面を水拭きします。

バケツにドボン、シャワーでビシャー、っとやるような濡らし方ですと、フットベッドに使われているコルクの接着剤が緩んでしまったり、コルクが崩れたり接着が剥がれてしまう可能性があります。
なので部分的に濡らすために、「濡れタオルで水拭き」。これが大事なポイントです。
2) ハイパークリーンを使って洗う
全体的にしっとりするくらい水分を含ませることができたら、ハイパークリーンの先端部分のブラシを使ってシャカシャカ洗っていきます。

泡立ちが悪くなったらその都度、水を少し足して泡立てます。しっかりと泡が立ったら、クリーニングブラシを使って汚れを掻き出すように洗っていきます。

3) 水拭きをして、洗浄成分を拭き取る
表面全体をしっかりと洗うことができたら、ここでも濡れタオルで水拭き。

ハイパークリーンの洗浄成分が過剰に残っている場合、スエードのバサつきや起毛の潰れにつながってしまいます。
仕上げの水拭きはよりしっかりと行ってあげてくださいね。
4) 乾燥させる
乾燥は風通しの良い日陰で、2~3日程度。

5) 仕上げ
ちゃんと乾いていることを確認したら、スポンジタイプ(ラテックス&スプラッシュブラシ)のブラシを使ってで毛を起こします。

最後に、消臭スプレーや消臭ミスト(ナチュラルフレッシュナー)を吹きかけておくと、より気持ちよく快適に履いていただけます。

一般的に皮革製品は水を使って洗った後はクリームやスプレーなどで保革を行い、抜けてしまった油分を戻すというのがセオリーですが、フットベッドに関しては保革の必要はないと感じます。
保革を行って表面のスエードが油分を含んでしまうと、フットベッドの吸汗性が落ちてしまう可能性が考えられるからです。
保革する代わりに消臭スプレーやミスト(ナチュラルフレッシュナー)を使用することでにおいが定着することを抑え、快適さを持続させることが出来ます。
Before・After

黒ずみも目立たなくなり、汚れで硬くなった起毛もふんわりと蘇りました。
シーズンオフのタイミングでもケアしてあげると、来年もまた気持ちの良い状態で履き始めることができます。ぜひお試しください。
【注意事項】今回使用した洗浄剤(ハイパークリーン)を使用して洗うことでロゴの印字が薄くなる可能性があります。ご理解いただいた上で、指跡の黒ずみを薄くするためのお手入れとしてご参考にしてください。
<今回のBLOGで使用した商品>
・M.MOWBRAY プレステージ ナチュラルフレッシュナー
今回紹介したお手入れを動画でご覧いただけます。