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【ハイシャインプライマー特集②】「ハイシャインプライマー」その使用感は?


前回の記事でリリース予告をさせていただいた「ハイシャインプライマー」。
では、今回は実際に使用してみた感触をお伝えしたいと思います。


前回の記事はこちらのリンクからご覧いただけます。

早く光るワックスの特徴


現在、市場にはさまざまなワックスが販売されています。
その中でも、「早く光る」というレビューが多いワックスは「硬い」ものがほとんどです。
早く光らせるためには、ツヤの成分である「ロウ」の配合量を高めるのが従来のセオリーでした。ワックスに含まれる油分・有機溶剤を揮発させてロウの割合を高めるために、あえてワックスを乾燥させるという方法を試したことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。


確かに、硬いワックスは早く・強く光沢を出すことが得意です。
しかしそれと同時に、上手く使いこなすためにはある程度のコツと経験が必要になってきます。

硬いワックスは塗り広げにくいため、仕上がりの光沢にムラができやすくなってしまいます。
また、すでに層になっているワックスの上に、更にワックスを重ねていく作業をしていくため、ワックスが硬いと層を崩しやすくなってしまいます。

つまり、従来の早く光るワックスは「ある程度ハイシャインを仕上げることができる中~上級者」が「作業時間を短縮するための製品」であり、「初心者」が「失敗せずに仕上げることができる製品」というものではなかったように思います。


では、「誰でも」「革に負担をかけず」「世界最速で」「美しく仕上げることが出来る」を目標に開発した「ハイシャインプライマー」は、どのような使用感なのでしょうか。

柔らかく、粘度が高い




先ほど説明した「硬いワックス」とは反対の、「柔らかいワックス」であれば作業時間はかかるものの、失敗は少なくなるはずです。
さらに加えるとしたら、革の表面に定着しやすい「粘度の高さ」があると、なおハイシャインの作業はやりやすくなるでしょう。

「ハイシャインプライマー」は、布に取ってから塗り広げるまではある程度の柔らかさがあり、塗った後はすぐにしっかりと表面に定着する粘度の高さがあります。
この「粘度」という条件も、「早く」「失敗しにくく」ハイシャインを仕上げるためには大事なポイントです。

塗り広げる時、指に少し引っ掛かりを感じる程度の粘度があることで、先に塗ったワックスの層が動きにくくなるため、より強固な下地の層を定着させることができるようになります。

ハイシャインの下地ができるまでの回数



ハイシャインの作業を動画で見てみると、曇った表面が一気に光沢を帯びてくるタイミングを目にすることができます。
これは作業が「下地作り」から「仕上げ」に切り替わった瞬間であり、下地ができているというサインでもあります。

この「下地」ができていないと、いくらワックスを重ねたとしても綺麗な仕上がりにすることができません。そのため、ハイシャインを施す作業者の多くが、作業時間のほとんどを「下地作り」に費やしています。

では先ほど説明した、柔らかく、そして粘度が高い「ハイシャインプライマー」は、どれくらいで下地を作ることができるのでしょうか。



3回ほど指で塗り込み、作業した状態が上の画像です。
もちろん、作業時間も従来よりも短縮されています。
また、作業回数が少なく済むということは革を摩擦する回数が少ないということですので、「摩擦によって表面が荒れてしまう」というリスク回避にもつながります。


初心者にも、上級者にも



少ない回数・短い時間でハイシャインを施す手助けをしてくれる「ハイシャインプライマー」。
ハイシャインの作業効率が格段に向上することはもうお伝えできたかと思います。

ですが、この「ハイシャインプライマー」の本当の目的は

「不必要なダメージを革に与えないようにする」というところにあります。

今までハイシャインが上手くいかなかったという初心者の方にも、
さらに効率的にハイシャインを仕上げたいという上級者の方にも、

ぜひ、革のコンディションのために使用していただきたい製品です。


正式なリリースはもう目の前です。
ご期待して、もうしばらくお待ちください。

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